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【大リーグ】黒田で落とした!! 地区首位攻防戦の初戦で負け投手2012年9月2日 紙面から
◇オリオールズ6−1ヤンキース【ニューヨーク穐村賢】首位決戦初戦でつまずいた!! ヤンキースの黒田博樹投手(37)は8月31日(日本時間9月1日)、オリオールズとのア・リーグ東地区首位攻防戦に先発。2被弾するなど8イニング1/3で8安打4失点と振るわず、10敗目(12勝)を喫した。8試合連続でクリアしていたクオリティースタート(6イニング以上を自責点3以下)も途切れ、自身最多タイの13勝目は持ち越しとなった。これで地区2位オリオールズとのゲーム差は2に縮まり、6月11日から守り続けてきた首位の座が危うくなってきた。 試合の行方を決した2本の本塁打をただ見送るだけだった。9回途中、4失点でマウンドを降りた黒田は「ゲームの展開上、2本のホームランが痛かった」と力なく振り返るしかなかった。 1本目は2回1死二塁の場面。連打と犠飛で先制点を許すと、直後の7番レイノルズには内角高めのツーシームを左翼2階席へと完璧に運ばれた。「カウントを悪くしてホームランを打たれたっていうのはもったいなかった」。2ボールという不利なカウントから投じた不用意な1球に苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべた。 試合を決定付けたのは6回に浴びた2本目だった。右打者ハーディに真ん中高めに甘く入ったスライダーを捉えられ、高々と上がった打球は左翼席前列へ。「右打者へのシンカーとスライダーが良くなかった」と、両手を腰に当てて天を仰ぐしかなかった。 1試合2被弾は7月13日のエンゼルス戦以来9試合ぶり。相手打線が序盤から最大の武器でもあるツーシームを積極的に狙ってきたこともあり、3回以降は変化球を軸にした投球を強いられた。それでも「今日持ってる球種の中で粘り強く投げることしか考えてなかった」と力投。ツーシーム、スライダーの状態が良くない中でスプリットを多く絡め、9回途中まで投げ抜いた。 チームにとっても黒田で地区首位攻防3連戦の初戦を落としたのは誤算だ。これでオリオールズとは2ゲーム差。このカードを3戦全敗すれば、同率首位に並ばれる。ジラルディ監督は「シーズンには浮き沈みがある。とにかくダラダラしてはいけない」とナインに活を入れた。 負け投手となった黒田は「(首位攻防という雰囲気も)いつもと別に変わらずです」と話したが、ゲーム差が肉薄してきたことを考えると、あまりにも痛い1敗となったことは間違いない。 PR情報
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