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【プロ野球】

ミレッジは20号 3ラン含む6打点

2012年9月2日 紙面から

◇ヤクルト6−2中日

 中日はミレッジ1人にしてやられた。1回に先発の岩田が左翼席に先制の20号3ランを運ばれ、1点差とした7回には2死満塁からソーサが走者一掃の二塁打を浴びた。ヤクルトの先発・館山は8回途中までを2失点でしのぎ9勝目。

     ◇

 新4番・ミレッジ祭だ。まだ青空の残る1回1死一、二塁、先制3ランを左翼席中段へたたき込むと、1点差に迫られた7回2死満塁では、左中間真っ二つの二塁打で走者一掃。日米通じて自身初という1試合6打点で快勝だ。

 お立ち台で「最高に気分がいい。畠山が抜けた穴を何とか埋めようと打席に入った。一生懸命やってきた結果が数字に表れてうれしい」と胸を張ると、小川監督も「ミレッジさまさま。特に追加点が効果的だった。3点のままで嫌な展開になっていたところ、大きな1本だった」と最敬礼だ。

 バレンティンと畠山の長距離砲2人が肉離れで戦線離脱。「他に適任者が見つからない」という消去法で前日から置いた4番。米球界では最多で年間14発で、本人は常々「自分は大砲ではない」と話しており、4番はマイナー時代に経験がある程度。だが2日間で4四球、1発を含む2安打。20号は、巨人・阿部と並ぶリーグ2位、61打点は同4位に浮上。特に中日戦は7発20安打と相性が良く「意識してはいないが、4番は点をたたき出すのが仕事。重圧より挑戦だと思っていったのが良い結果になった」という。

 公私とも一緒に行動していたバレンティンが離脱してから1カ月。「言葉が通じる仲間として頼りっぱなしだったことに気付いた。他の選手とコミュニケーションを取ろうとしたことが、逆にいい形になった」とすっかりチームにも溶け込んでいる。週明けにはバレンティンも復帰の予定。ますます元気が出そうだ。 (竹村和佳子)

 

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