地元住民が丹精して栽培、逢妻女川沿いで約85万本のヒガンバナがまもなく見ごろを迎える!(2011年9月28日)
このヒガンバナは、1995年(平成7年)の宮口上自治区の役員らが発起人となって、1996年(平成8年)に結成した「逢妻女川彼岸花育成会」(会員数:20人)の会員が、丹精して育てているものです。散歩や通学などで通行人の多い逢妻女川の土手にヒガンバナを咲かせ、多くの人に楽しんでもらおうと、会員が1996年(平成8年)に植え付けをはじめ、毎年株数を増やし続けており、現在では約85万本にもなりました。
2005年度(平成17年度)には、住民の中から生まれた新たなまちづくりのアイデアを市が活動経費を助成し支援する「わくわく事業」の補助を受け、草刈り機と物置を購入しました。また、同事業の補助で、2006年度(平成18年度)は2万個、2007年度(平成19年度)は1万6千個の球根を購入して植付けました。また、今年度(2011年度<平成23年度>)は、駐車場への案内看板を新たに設置し、車で訪れる人のためにわかりやすく案内しています。
ことしは、例年より1週間ほど早い、9月23日ごろから咲きはじめ、現在は6分咲きです。花は10月上旬まで楽しむことができます。また、29日午前10時から午後1時まで、同会が宮上橋(宮上町)付近に休憩所を設置し、訪れた人に煎茶やおはぎを振る舞います。
(おはぎは1つ100円で、購入者に煎茶を振る舞う)
訪れた市民の方は、「毎年ヒガンバナが咲く時期を楽しみにしていて、訪れるのが今年で3回目です。きれいに咲くヒガンバナを眺めながら散歩するのは、とても気持ちが良いので、ヒガンバナがもっと増えるとうれしい」と話していました。
育成会の会長は、「今年は咲き始める直前に雨が降ったためか、例年より早く咲き始めました。ヒガンバナの球根を1球1球、思いを込めて植えているので、見てくれる人に喜んでもらえると、とても勇気が出ます。ぜひ多くの人に楽しんでほしい」と話していました。
ヒガンバナは、日本全土の田のあぜや土手などに群生する多年草です。りん茎から30~50センチメートルの花茎を出し、赤色の花を輪状につけます。花が咲き終わると、線形の葉を広げます。彼岸のころに花が咲くので、この名がつけられました。