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ねぶた飲み、庁舎で花火/青森
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青森ねぶた祭の期間中、青森市職員が勤務時間外に市役所庁舎内で飲酒する、いわゆる「ねぶた飲み」をめぐり、2003年にねぶた飲みをした市職員が庁舎内で花火をし、火災報知器が作動する騒ぎを起こしていたことが23日、市への取材で分かった。当時の上司が口頭で注意したが処分はしていなかった。
鹿内博市長は同日の取材に、市長就任前の案件とした上で「常識的にあり得ない行為で処分すべき事案。市民に申し訳ない」と陳謝。ねぶた飲みについてこれまでの取材に、数十年続いていたが何も問題はなかった−と発言したことを「撤回する」とした。
市人事課によると03年8月4日午後7時ごろ、収納課(当時)に所属していた当時20代の男性職員が、同課カウンター前の通路で手持ち花火1本に点火。煙で火災報知器が作動し警備員が駆けつけた。けが人はなかった。
同課では勤務が午後5時に終了した後、ねぶた運行に参加する職員らを中心に「ねぶた飲み」をしていた。男性職員も参加したが、かなり酒に酔っていたという。職員は運行には参加しなかった。
市は取材に対し、男性職員は現在も勤務しているとしたが、現在の所属などは明らかにしていない。さかのぼって処分することは考えていないという。佐々木淳市人事課長は、庁舎内での花火が市庁舎管理規則違反と認めたが、懲戒処分としなかった経緯は「今では当時の状況が十分に分からない」と語った。
市は10日の本紙取材を受け、男性職員ら当時の関係者8人に聞き取り調査を行い、23日までに一連の経過を確認した。人事課によると男性職員は、市の調査に対し「当時は酔っていて、なぜ花火をしたか覚えていない」と答えたという。市は懲戒処分でないため、発表していなかった。
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