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「マツコかかし」人気/田子
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マツコかかし2号と左は畠山さん、右は山本さん夫妻 |
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田子町下田子の国道104号沿いのニンニク畑に、今年もユニークなかかしの一群が出現し、人々の注目を集めている。中でも近くに住む山本わかさん(60)が制作した女装タレントのマツコ・デラックスさんのかかし2体の出来栄えが素晴らしいと話題に。娘の山本美智子さん(39)が民放のテレビ番組のかかしコンテストに写真応募したところ、上位作品に選ばれたという。
マツコかかしは、日本テレビ系の青森放送で月曜深夜に放送しているテレビ番組「月曜から夜ふかし」で7月末まで全国公募した。わかさんの作ったマツコ1号は胴体が焼酎のペットボトルで衣装は黒いポリ袋、2号は胴体が金網で衣装が農業用遮光シート。2号の胸にピンクのスプレーで描いた「38」はロンドン五輪で日本選手が獲得したメダル数だ。2体とも顔の表情は凝った描き方で、多くの観客が笑って眺めており、同番組で紹介される予定だ。
田子町のかかしは、2010年に農村体験型観光施設「タプコプ創遊村」の炭焼き愛好会の畠山清美会長(53)が発案して材料費有料で公募し、かかし作り大会を開催。創遊村と「にんにくとべごまつり」の会場で展示したのが始まりだ。
2年目からは大会ではなく、希望者が制作して持ち込み、わかさんの夫・幸雄さん(64)が所有するニンニク畑約15アールに収穫後、展示している。胴と腕の軸木と顔の材料はスギの間伐材を使い、顔がニンニクの形をしているのが特徴。小1500円から特大3千円まで4種あり、顔を描き、胴体を作って持ち込むと畠山さんが設置してくれる。
「かかしは町内数カ所に展示している。下田子は田子町の入り口にあり、ニンニクの町や創遊村を宣伝するのに適した場所。夏休みの観光客や盆休みの帰省客も珍しがって写真を撮っている」と畠山さんは話す。70体のうち20体は、かかしで交流している青森市油川の「かかしロード280」で以前飾った作品だ。
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