台湾:交流協会の表札にペンキ
毎日新聞 2012年09月01日 19時09分(最終更新 09月01日 19時28分)
【台北・大谷麻由美】日本の対台湾窓口機関・交流協会台北事務所(大使館に相当)で8月31日夜、敷地内に設置した表札代わりの石碑にオレンジ色のペンキがかけられ、「慰安婦記念碑」の文字が書かれたシールが張られているのが見つかった。監視カメラにはペンキをかける男3人が映っており、同事務所は警察に被害届を出し、台湾側の対日窓口機関である亜東関係協会に真相究明と再発防止を求めた。
亜東関係協会は遺憾の意を表明し、台湾外交部(外務省)は「過激な方法で意見を表明すべきでない」とコメントした。
同事務所前では終戦記念日の8月15日、沖縄県・尖閣諸島の領有権を主張するデモや、台湾人の従軍慰安婦問題の賠償を求める抗議活動があり、当局が関連を調べている。