中国元書記官関与の事業、農水省が後援取り消し

  • 2012年 09月01日 08時07分
  • 提供元:読売新聞
 中国大使館の李春光・元1等書記官(45)(外国人登録法違反容疑などで書類送検)が関与する農産物の対中輸出事業を巡り、農林水産省は31日、事業の運営団体について「情報開示が不十分」などと指摘する弁護士による外部評価結果を発表した。
 これを受け、郡司農相は同日、同省による事業への後援を取り消した。
 農水省が6月下旬に公表した内部調査について、野党などから「身内の調査では客観性がない」などの批判があり、郡司農相が7月、検察官OBら弁護士4人に評価を依頼していた。
 評価結果は、運営団体が農水省の聴取に対しても同事業の参加企業数などを回答しなかった点や、法律で定められた定時総会を開催していない点を批判。同省は今年4月から同事業を後援してきたが、郡司農相は「(事業の中核となる)展示施設が開館していない点なども考慮し、取り消しを決めた」と述べた。

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