- 【市営交通を楽しむ】
「なつかしい市電・市バス・地下鉄の写真募集」 優秀作品を決定しました!
「なつかしい市電・市バス・地下鉄の写真募集」にたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。
合計300点以上ものご応募の中から、次の5点を優秀作品に決定いたしました。(お名前の五十音順にご紹介します。)
なお、優秀作品は、地下鉄駅や市バス車内などで配布している「交通局ニュース NAGOYA PALETTE」の202号(8月25日発行)から順次ご紹介します。
また、優秀作品を含む応募作品の展示を、平成24年11月20日(火)まで、名古屋市市電・地下鉄保存館「レトロでんしゃ館」で行っています。
ぜひご覧ください。
夕暮れの花電車(昭和47年、桜山交差点)
稲見 眞一様の作品

花電車は、記念行事などの際に運行した装飾を施した市電です。街を彩りお祭り気分を盛り上げる花電車は、市民の大きな楽しみでした。名古屋まつりの花電車は、市電全廃の前年、昭和48年まで運行しました。
夜の広小路(市電末期、栄電停)
杉浦 敏夫様の作品

名古屋で最初に営業を開始した路面電車は、笹島町から広小路を通って栄や現在の中区役所付近に至る路線でした。その起源は、市営になる以前の明治31年にまでさかのぼります。以降、昭和49年2月28日に全廃となるまで、市電は市民のもっとも身近な交通手段のひとつでした。
市電と市バス(昭和29年、栄町交差点)
竹村 文男様の作品

市電と並んで写っている市バスは、現在のものと比べるとずいぶん形が違います。これはボンネット型と呼ばれた車両です。かつては市バス車両の主力でしたが、昭和29年に現在のような箱型の車両が初めて導入されると、以降は取って代わられ、やがて姿を消していきました。
さよなら市電(昭和47年、上前津電停前)
田中 鐡也様の作品

昭和30年代後半になると、自動車の交通量が増加し、道路渋滞が激しくなりました。市電の運行速度は低下し、乗車人員も減少の一途をたどります。昭和42年、ついに市電全廃の方針が決定されました。
順次廃止されていく市電を惜しむ声も多く、どの路線も運行最終日にはたくさんのお客さまがつめかけました。上前津付近の市電は、昭和47年2月29日まで運行しました。
順次廃止されていく市電を惜しむ声も多く、どの路線も運行最終日にはたくさんのお客さまがつめかけました。上前津付近の市電は、昭和47年2月29日まで運行しました。
バスを待つ(昭和28年頃、中村公園前バス停)
山本 まゆみ様の作品

戦後復興が進み、経済が安定・成長に向かうにつれ、市バス路線網は充実し、乗車人員は右肩上がりに増加していきました。昭和20年代の終わりから、昭和30年代の半ばにかけ、市バスは全盛期を迎えます。昭和35年度には、62万人の乗車人員を記録し、初めて市電を追い越しました。