名古屋グランパス側へ入団の意思を伝えた牟田は福岡大学で取材に応じ、早くも元日本代表DF田中マルクス闘莉王(31)への弟子入りを志願した。
牟田は福岡大に入学後、センターバックでは元日本代表DF坪井慶介(浦和)以来という1年からのスタメン入りを果たした。186センチの長身を生かした空中戦への強さや的確な指示、リーダーシップなどが評価され、進路が注目されていた。
名古屋には大学の2年先輩のFW永井謙佑も在籍。名古屋行きを決断した理由として「素晴らしい環境に加え、闘莉王さんやDF増川さんといったお手本がいる。目標の日本代表に向かって成長できる」と説明。特に闘莉王には「プレーを見て盗むだけでなく、直接教えも請う」と密着マークするつもりだ。
進路も決まったことで、1日の宮崎産経大との天皇杯1回戦(宮崎市)に専念。「名実ともに大学ナンバーワンのDFになる」と誓った。1年時にJ2水戸、昨年は大宮を破った思い入れの強い大会で、周囲の期待に応えるプレーを見せる。 (末継智章)
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