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石原知事“漁船避難施設が譲渡条件”8月31日 19時3分
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東京都の石原知事は先週、野田総理大臣と会談した際、尖閣諸島の実効支配を強めるため国が島の近くに漁船が避難する施設を作るのであれば、国が尖閣諸島を購入するのを認めると提案をしていたことを明らかにしました。
これは石原知事が31日に開かれた記者会見で明らかにしました。
それによりますと、石原知事が先週初めに野田総理大臣と会談した際、尖閣諸島の実効支配を強めるため、国が島の近くに漁船が避難する施設を作ることや、島に電波の中継基地を作ること、さらに有人の気象観測所を作ることなどを提案したということです。
そのうえで、石原知事は、国が最低限、漁船が避難する施設を作るのであれば国が尖閣諸島を購入するのを認める考えを伝え、31日までに回答するよう野田総理大臣に求めたということです。
31日の段階で返答はなく、野田総理大臣側から国会議員を通じて「週明けまで待ってほしい」という連絡があったということです。
石原知事は「中国を気にしてか、たぶん返事は来ないだろう。こうしたこともできないようでは日本人の政府とは言えない」と述べました。
また、都の調査団が来月2日、尖閣諸島の現地調査を船の上から行うことについて、石原知事は「漁船が避難する施設を作れるかどうかは専門家が間近から眺めたら分かるだろう。10月にはもう1回、私が行きます。行って逮捕されましょう」と述べました。
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