東北のニュース
東北8月干照り 降水量平年の1〜6割 仙台真夏日21日間
仙台管区気象台が発表した東北の8月の気象まとめ(速報値)によると、東北の県庁所在地はいずれも高温小雨の夏となった。仙台では最高気温30度以上の真夏日が31日まで13日続くなど21日間に達し、平年の2倍を超えた。平均最高気温も平年を3度近く上回った一方、降水量は平年の15%にとどまった。
仙台の平均最高気温は平年より2.9度高い30.8度。日照時間は194.1時間で平年の134%に達した。1ミリ以上の降水量を観測した日は5日間だけ。月の降水量は24.5ミリで平年の166.9ミリを大幅に下回った。気象台は「期間を通じて太平洋高気圧に覆われたため、よく晴れた」と説明している。 他の東北の県庁所在地でも、平均最高気温は青森29.6度、盛岡31.9度、秋田31.2度、山形33.6度、福島34.2度で、平年より1.9〜3.8度高かった。 真夏日は31日までに福島と山形が22日、盛岡が15日、秋田が14日連続して観測。最高気温が35度を超える猛暑日は福島で15日間、山形で10日間あった。降水量は各地で平年の11〜60%、日照時間は平年の121〜137%だった。 気象台が31日発表した週間天気予報によると、東北は気圧の谷や湿った気流の影響で曇りの日が多く、雨の降る所もあるが、最高気温、最低気温ともに平年よりかなり高い日が多い見込み。 仙台の真夏日の連続記録は1994年の17日だが、2日の予想最高気温は29度で記録更新は微妙な状況となっている。
2012年09月01日土曜日
|
|