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韓国機誤進入 管制指示確認せず
8月31日 10時57分

おととし、福岡空港で韓国の旅客機が管制官の許可なく滑走路に入り、到着機が着陸をやり直したトラブルで、国の運輸安全委員会は、パイロットが管制官から滑走路手前で待機するよう指示されたのに「待機」ということばを聞き逃し、管制官もパイロットへの再度の確認を怠ったことが原因だとする報告書を公表しました。

このトラブルは、おととし12月、福岡空港で韓国のエアプサン機が管制官の許可なく滑走路に入り日本航空の到着機が着陸をやり直したもので、国の運輸安全委員会が重大な事故につながりかねないとして調査していました。
報告書によりますと、管制官はエアプサン機に対し滑走路手前で待機するよう指示しましたが、パイロットは「待機」ということばを聞き逃し離陸が早まったと勘違いして滑走路に進入した可能性が高いとしています。
また、パイロットは、管制官の指示をそのまま復唱することになっていますが、当時、パイロットは「待機」ということばを復唱せず、管制官も、そのことに気づかず確認を怠ったということです。
このため、報告書は、管制官がパイロットの復唱に誤りがないか確実に確認すべきだったとしています。

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