「飯能まちなか測定室準備会」 解散のお知らせとお詫び
私たちは、放射能から命と暮らし、子どもたちの未来を守ること、そして生産者
を支えるために「飯能 まちなか測定室」の準備を進めてきました。測定器を選定
し、測定室の場所も決まり、改修工事をし、9月初旬の開設を目前にしていました。
しかし、ここにきて運営上の問題が持ち上がり、測定室としての活動が前に進め
ない状況になりました。
このままでは、市民の皆さんからのご寄付や会費で運営
する測定室としての責任をはたせません。
詳しいことは、個人情報に関わること
なので控えさせて頂きますが、私たちは、最悪の中から最善の方法を探ってきま
した。専門家や専門機関そして多くの関係者に相談をしました。弁護士にも相談
しました。もし、このまま活動を続けようとすることは問題を拡大し、より多く
の皆様にご迷惑をおかけすることになります。
そして幾度もの話し合いの結果、8月20日の総会をもちまして、測定室は解散せ
ざるを得ないという結論に達しました。
測定室を解散するという、今回の選択は
苦渋にみちたものです。今まで、共に積み重ねてきた思いと、活動が無に帰する
こと。それだけではなく、これまで支援を頂いてきた多くの皆様の信頼を裏切る
ことになります。
しかし、この最悪の状況の中で、有形、無形に支援を頂いた皆様に対して責任を
果たすには、解散して事後処理委員会を立ち上げて対応することが最善であると
いう選択をしました。
今まで「飯能まちなか測定室」をさまざまな形でご支援く
ださった皆様には、心からお詫び申し上げます。
これまでの、測定室の開設に向けた講演会の講師費用や会場費,そのための宣伝
広告の費用、測定所予定施設の家賃及び内装、外構の改修費用、その他備品の購
入等の出費につきましては、頂いた寄付金は充てず、運営委員会の責任として運
営委員が拠出します。
これまでに団体、個人あわせて64件の
寄付金が寄せられました。
総額は527,437円になりました。
皆様のご支援に深く感謝すると共に、
ご支援を生かせなかったことを、深くお詫びします。
つきましては、連絡先の判る方には、順次速やかに返還させて
いただきます。尚、どのような返還方法がよいのか、
連絡させて頂くことになると思いますが、宜しくお願いいたします。
また、連絡先の判らないもの、匿名のご寄付や、
カンパ箱に頂いた寄付金につきましては、趣旨を同じくする
近くの市民放射能測定室に寄付させて頂きます。
寄付先が決まり次第ホームページ上でお知らせします。
返還の手続きにおきまして、連絡先の確認等や他の理由により
多少時間を頂くこともあると思いますが、ご了承ください。
不明な点等ありましたらお問い合わせください。
「飯能まちなか測定室準備会」事後処理委員会のホームページとなります。
事後処理に関する内容及び結果は、当ホームページに掲示させて頂きます
2012年8月21日
「飯能まちなか測定室準備会」事後処理委員会 代表 曳地義治
|