東電値上げ:標準家庭は9月347円アップ
毎日新聞 2012年08月31日 19時50分
東京電力は9月1日から家庭向け電気料金で平均8.46%の値上げを実施する。標準的な家庭の9月の支払額は7548円となり8月と比べて347円(4.82%)上昇する。原発停止で火力発電の燃料費が大幅に増えたことが主因だ。原価を見直した本格的な料金改定は、第2次石油危機の1980年以来、32年ぶり。商店や小規模の事業所も含めた値上げ対象は計約2878万件に上る。
沖縄電力を除く他の電力会社も、燃料費が膨らんで収支が悪化しており、東電に追随して値上げに踏み切る可能性が強まっている。