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2012年8月30日(木) 19:14 |
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岡山県施設、提案型命名権を採用
岡山県は、県が所有する施設を対象に、その施設の名前をつける権利を獲得する企業を募集することにしました。 命名権を獲得すれば、その施設へ企業名などの入った名前をつけることができます。
今回採用するのは提案型命名権で、県所有の施設を特定せず、企業側から「この施設の命名権を獲得したい」と提案してもらい、県の審査を経て採用されると、企業側に施設の命名権が渡されるものです。 岡山県によりますと、県が管理する県道も命名権の対象に含まれるということです。 また、岡山市にある岡山県総合グラウンドの野球場や、普段はイベントなどを行うコンベックス岡山などの施設も対象となります。 ただし、県の庁舎や学校、警察関連施設などは命名権の対象から外れるということです。 県はこれまで、カンコースタジアムで命名権の譲渡を行っています。 名前を付ける権利を獲得した会社は、命名権獲得のメリットを感じているようです。 今回の提案型命名権は、年間で300万円以上を県に支払う条件で、契約期間は3年から5年、愛称変更に伴う施設の看板や道路標示の費用は、権利を獲得した企業が支払うことになります。 県職員の給与を一部カットするなど、厳しい財政運営を強いられている岡山県です。 県では、命名権の譲渡で得た財源を有効に活用したいと話します。 提案型命名権の募集期間は、来月20日から10月22日までです。
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