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政治
民主党代表選 節操なき対抗馬選び 「反野田」勢力活発化
野田佳彦首相(民主党代表)への問責決議が可決され国会が事実上の「休会」となったことで、民主党内では30日、代表選(9月10日告示、21日投開票)に向けた動きが本格化した。今のところ首相の再選は動かない情勢だが、ここにきて活発な動きを展開しているのが党内の「反野田」勢力。ところが、肝心のポスト野田候補はと言えば、意外な名前ばかり。図らずも、民主党の人材不足を露呈している。(坂本一之)
反消費税増税、反原発などで首相から距離を置く衆参両院議員44人が30日、国会内に集まり「民主党復活会議」を発足させた。設立総会では代表選候補者を選ぶための予備選を9月5日に行うことを決めた。だが、どうやら足並みはそろっていないようだ。
ひな壇では、篠原孝元農林水産副大臣が「1人に絞ることはない」と言えば、首藤信彦衆院議員が「それは篠原さんの意見だ」と言い返すなど、候補者を一本化するかどうかですら意見はまとまらなかった。
予備選の届け出は3日で、投票権は3日までに入会した議員に与えられる。だが、民主党の衆参両院議員は337人。この日集まった44人から今後、大幅に増えるとは考えにくく、出席者からは「そもそもこの人数で予備選をする意味があるのか」と予備選の開催をいぶかる声も漏れた。
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