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名城 現役続行へ勝って「もうひと花」

WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ   テーパリット・ゴーキャットジムVS名城信男 (9月1日  大阪・住吉スポーツセンター)

調印式を終えた名城(左)とテーパリット
調印式を終えた名城(左)とテーパリット
Photo By スポニチ

 世界戦の調印式が30日、大阪市内で行われ、「負けたら引退」と明言している名城信男(30=六島)が現役続行の思いを強くした。

 日本で2度防衛した23歳の王者テーパリット・ゴーキャットジム(23=タイ)が「ナシロさんは年上だし、そろそろ終わり。今回のマッチで引退になるだろう」と挑発してきたが「自分は30歳だし、最後のチャンスだと思う」と冷静に応じた。だが、心の中ではひそかに世界戦へ闘志を燃やしていた。「プロ生活の最後にもうひと花咲かせたい。チャンピオンになるところを子供に見せたいです」。11年1月に生まれた長女・柚希(ゆずき)ちゃんが心の支えで、愛娘の笑顔を見るために毎日20キロのロードワークをはじめ、過酷な練習に耐えてきた。枝川会長は「場所は田舎の小さな会場かもしれないが、井岡君と八重樫君の試合を超えるファイトを見せてくれるはず」と愛弟子が人生を懸ける勝負に期待を込めた。

[ 2012年8月31日 06:00 ]

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