柏のエース・レアンドロ封じへ自信を見せるグランパスのDF阿部(右)=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで
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名古屋グランパスのDF阿部翔平(28)が30日、次戦の相手となる柏のMFレアンドロドミンゲス(29)封じへ自信を見せた。昨季MVPに輝いた柏の中心だけに、「そこをいかに抑えるか」と試合のキーポイントに設定。右サイドを主戦場にするレアンドロに、左サイドバックの阿部が真っ向勝負を挑む。
左サイドを制圧できれば、勝利は近づく。柏戦の見どころが阿部とレアンドロのマッチアップだ。阿部は「シュート力もあって、いいパスも出す。いかに抑えるかがカギになる」とエース封じをテーマに掲げた。
ポイントは「前を向いて仕事をさせないこと」と阿部は断ずる。7月7日の前回対戦では序盤はドリブルで攻め込まれ、コーナーキックからのヘディングで得点も挙げられた。試合半ばからは一転してレアンドロを完封。勝利に結び付けた。
阿部は「プレッシャーを激しくかけて、トラップの瞬間を狙った。やりにくくできたと思う」と振り返る。
柏は今回、司令塔のMFジョルジ・ワグネルが出場停止で出られないため、レアンドロ頼みの攻撃を仕掛けてくるはず。「彼はプレッシャーを回避する能力も高いですけど、仕事はさせません」。前回同様、ハードマークで抑え込むプランだ。
前節の川崎戦では慣れないセンターバックに入って1−0の勝利に貢献した。阿部は「川崎戦を転機にできるのかどうか。柏もゼロに抑えたい」と連続完封を誓う。本来の左サイドバックに戻り、レアンドロ封じを全うする。 (木村尚公)
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