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【サッカー】

華絵 先制&勝ち越し2発

2012年8月31日 紙面から

◇Uー20女子W杯準々決勝 日本3−1韓国

(30日・国立競技場)

 隣接する神宮球場の花火が終わった直後、柴田のゴールショーが始まった。前半8分、西川のパスを受けた柴田がちょこんと、右足でボールを触る。飛び出しが遅れ、キックを空振りしたGK全ハヌルをかわすと、ボールはコロコロと転がって無人のゴールに吸い込まれた。1−1の同19分には左サイドの田中美からのパスを受け、左足でカーブをかける、ほぼ無回転の技ありシュートで試合を決めた。国際大会で1試合2得点は初めて。「史上初のベスト4は素直にうれしい」と顔をほころばせた。

 これで韓国キラー襲名だ。昨年10月、3−1で勝ったU−19アジア選手権でも、2−0から試合を決定付ける3点目を決めた。「自分では対韓国に悪い印象はなかった。昨年は最後に押し込まれて苦しんだけど、今年は主導権を握っていた」。同じ3−1のスコアでも、10カ月前よりも成長した自分たちの姿に胸を張った。

 好きな選手は「相手と体格差があるのに、前へ仕掛けてシュートを打つところがすごい」というマンチェスター・ユナイテッドのMF香川真司。鹿児島・神村学園を卒業して2年目で、施設運営・管理会社、アイル・コーポレーション(さいたま市)で事務職をこなし、サッカーと両立している。この日は、応援にやってきた職場の仲間に2発をプレゼントした。「このメンバーであと2試合、絶対に勝ちたい。次も得点を狙う」。153センチ、小柄なアタッカーは力強く優勝を誓った。 (関陽一郎)

 

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