上原、１イニング２／３をゼロ封　ＤＬ明け２戦で好投

　上原浩治投手（３７）は２９日、地元でのレイズ戦で４−７の６回１死一塁から２番手で登板し、１イニング２／３を２安打無失点、２奪三振に抑える好投。役割を果たし、「今日は制球が良かった。（失点）ゼロだからＯＫ」と２６日の復帰初戦に続く“完封”に笑顔を見せた。

　この日はスライダーを多投。組み立てを変えたことが奏功した。シーズン終盤に入り、大事な場面での起用が増えるなどベテラン救援右腕の責任は増すが、トレード移籍間もなかった昨季に比べれば、気持ちにゆとりがあるという。「（痛めた右広背筋への）怖さが抜ければもっと良くなる。自信をつけていきたい」と言葉に力を込めた。　（アーリントン大城和美）