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【大リーグ】

イチ、勝負どころで送りバント失敗 役割果たせず、試合後はぶぜん

2012年8月31日 紙面から

◇ブルージェイズ8−5ヤンキース

 【ニューヨーク穐村賢】勝負どころでまさかのバントミス…。ヤンキースのイチロー外野手(38)は29日、地元でのブルージェイズ戦に8番左翼で先発出場し、4回の第2打席に右翼へ二塁打を放って4打数1安打。守備では好捕も見せたが、8回の勝負どころで送りバント失敗。試合後は敗戦の責任を一人で背負い込んだ。

 らしからぬミスでチャンスを逸した。8回だった。1点差に詰め寄り、なお無死二塁でベンチからイチローに出されたサインは送りバント。しかし初球、2球目をファウルにすると、3球目はボール球に手を出して浅い中飛に倒れた。同点機をつぶした格好となり、ぶぜんとした表情でベンチに戻った背番号31は試合後、「(心境は聞かなくても)分かりやすく想像できること」と珍しく悔しさをにじませた。

 この日は4回の第2打席でもカウント1−1からの3球目をバントミスでファウル。直後の二塁打で好機を広げ、帳消しにはなったが「流れをつくるにはきっちりバントして、監督のプラン通りに運ぶことが大事」。8番打者としての任務を遂行できず、表情は終始険しかった。

 守備では7回に相手4番リンドの左中間への大飛球を背走し、最後はジャンプ一番好捕。「ギリギリまでグラブを出さないってことを意識しながら走った」と振り返ったが、8回の“免罪符”とまではいかず、周囲に重苦しい空気がたちこめた。

 

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