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【プロ野球】巨人 打線爆発でM24 藤村が4打点大暴れ2012年8月31日 紙面から
◇巨人9−3中日中日は序盤にリードしたが、中田賢が4回に崩れた。巨人は1−3の4回に古城の適時打、藤村の逆転3点三塁打など5連打で4点を奪い、5回は阿部が20号2ランで突き放した。巨人は中日戦の連敗を4で止めた。2番手の福田が5勝目。 ◇ 観客席がオレンジに染まった郡山の夜。巨人が意地の1勝をつかんだ。いくら首位の座は揺るがなくても、同一カード3連敗は許されない。「しっかり勝つことができたのは大きい」。原監督の表情が、東北シリーズで初めて緩んだ。 今季7度目、東京ドーム以外では初お目見えの「橙魂(とうこん)」ユニホーム。まだ1度しか敗れていない「オレンジの魔力」は、鉄道距離で東京から約230キロ離れた開成山野球場でも十分な効力を発揮した。 4回だ。1点差に追い上げた後の1死満塁で、9試合ぶりスタメンの藤村が会心の一撃。「あんな打球を初めて打てました」。右中間を破る走者一掃の三塁打。塁上で振り下ろされた伏兵の右コブシに呼応するように、来場者全員に配られたオレンジ色のタオルが揺れた。 「3連敗だけは阻止したかったし、スタメンだったので思い切っていった」。6回には適時二塁打。今季の全打点がわずかに2だった藤村が、プロ入り初となる1試合4打点の大暴れだ。 昨季の盗塁王も苦しんでいた。打撃不振でベンチに座る日々。女性ファンの人気をつかんでも、定位置を手放しては意味がない。「もっと試合に出たい。飢えてます」。悔しさに耐え、童顔の口をとがらせることもあった。 飢えた男のエネルギーが竜を飲み込み、原監督も喜色満面。4回の逆転打に「私が見ている中でも最高の当たり」と目を丸くし、2番手で2イニング無失点の福田とともに「殊勲者ですね」とたたえた。中日を再び突き放し、マジックは24。あとはゴールへと一直線に突き進むだけだ。 (井上学) PR情報
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