猛暑:渇水の懸念も 利根川水系8ダム、貯水量5割切る
毎日新聞 2012年08月30日 22時08分(最終更新 08月31日 00時30分)
日本列島は30日も各地で気温がぐんぐん上がり、群馬県館林市の37.9度など関東を中心に全国45地点で最高気温35度以上の猛暑日となった。関東一円では少雨の傾向も顕著で、この日35.6度だった東京都心は12日連続降水がなく、8月の雨量は平年の15%の25ミリ。利根川水系最大の矢木沢ダム(群馬県)の貯水量も8%に落ち込んでいる。この傾向は9月に入っても続くとみられ一部で渇水の懸念も出始めた。【飯田和樹、奥山はるな、樋岡徹也】
東京都心では、最高気温30度以上の真夏日が9日から、最低気温25度以上の熱帯夜も11日から続いている。降水ゼロの継続日数12日は暖候期(5〜10月)としては1968年の統計開始以来4位タイ。関東の他都市も29日まで30日間の雨量は埼玉県熊谷市24ミリ(平年の13%)▽前橋市31.5ミリ(同16%)▽横浜市18ミリ(同11%)−−など少雨傾向がはっきりしている。