浅漬を原因とする食中毒事件を受けた本県の緊急対策について ~本県産浅漬の安全性を確認~
印刷用ページを表示する 掲載日:2012年8月30日更新
部局名: 保健医療部
課所名: 食品安全課
担当名: 監視・食中毒担当
担当者名: 吉永・渋谷
内線電話番号:3611
直通電話番号: 048-830-3611
Email: a3420@pref.saitama.lg.jp
課所名: 食品安全課
担当名: 監視・食中毒担当
担当者名: 吉永・渋谷
内線電話番号:3611
直通電話番号: 048-830-3611
Email: a3420@pref.saitama.lg.jp
1 概 要
北海道で発生した浅漬の漬物を原因とする腸管出血性大腸菌O157(以下、「O157」という。)による集団食中毒事件を受け、県内製造の浅漬による食中毒の発生を防止するため、緊急対策を実施した。
なお、本対策は、さいたま市(政令市)及び川越市(中核市)と連携して実施した。
2 浅漬製造施設への監視指導
(1)期間 平成24年8月14日~29日
(2)対象施設 浅漬を製造している施設
(3)監視施設数 72施設
自治体 | 埼玉県 | さいたま市 | 川越市 |
実施機関 | 食品監視担当設置保健所 | さいたま市保健所 | 川越市保健所 |
実施件数 | 57施設 | 12施設 | 3施設 |
(4)重点指導項目 原料野菜の洗浄・消毒の徹底、調味液等の衛生管理など、微生物制御を中心とした内容
(5)指導結果 埼玉県の23施設について、消毒液の塩素濃度の確認不足や消毒記録の不徹底等が認められたが、
指導により全て改善がなされた。
3 緊急検査
県内で製造され、広域に流通する浅漬13検体についてO157検査を実施した。
結果は全て陰性だった。
自治体 | 埼玉県 | さいたま市 |
検体採取機関 | 食品監視担当設置保健所 | さいたま市保健所 |
検査実施機関 | 衛生研究所 | 健康科学研究センター |
検体数 | 10検体 | 3検体 |
4 業界団体に対する指導
埼玉県漬物協同組合に対し、次の指導を行った。
(1) 県独自のハサップガイドラインに基づく衛生管理の徹底
(2) O157の製品検査の定期的な実施(㈳埼玉県食品衛生協会検査センターが積極的に協力)
5 参考
8月29日付けで厚生労働省医薬食品局食品安全部長から、浅漬製造施設に対する指導の要請があった。
埼玉県では上記2のとおり、実施済みである。