沿線の三市町の補助金で運行を維持する三岐鉄道北勢線(桑名市−いなべ市)をめぐり三市町と三岐鉄道による北勢線対策推進協議会が二十八日、桑名市内であり、暫定支援の期間を二〇一五年度まで延長することを決めた。一三年度以降の三市町の補助額は今後決まる。
桑名、いなべ両市と東員町の首長と三岐鉄道の日比義三社長が出席。事務局が一三年度の三市町の補助額を示したが、東員町の水谷俊郎町長が再度、事務局側で協議することを提案し、結論が出なかった。
北勢線は〇三年に近鉄から三岐鉄道に事業譲渡された。三市町は一二年度までの十年間に五十五億円を補助。補助が切れる一三年度も暫定支援することがことし三月に決まっていた。
(渡辺聖子)
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