一色容疑者が栽培し、軽井沢署が押収した大麻草 |
軽井沢署は、自宅の庭で大麻草を栽培していたとして26日、大麻取締法違反の疑いで北佐久郡軽井沢町軽井沢、自称音楽家一色良容疑者(40)を、自宅に大麻を所持していたとして27日、同容疑で同町軽井沢東、アルバイト従業員吉田智宏容疑者(24)を逮捕した。同町では24日にも、違法ドラッグの通称「MDPV」を所持していたとして、麻薬取締法違反の疑いで男が逮捕されており、薬物事件が相次いでいる。
逮捕容疑は、一色容疑者は6月ごろから8月26日にかけ、自宅庭で大麻草60本を栽培していた疑い。吉田容疑者は27日午前5時すぎ、自宅で大麻を所持していた疑いで、現行犯逮捕。ともに容疑を認めているという。
軽井沢署によると、26日午後7時半すぎ、同町内で両容疑者が町民と口論していると同署に通報があり、警察官が駆け付けた。同署で両容疑者から事情を聴いていたところ、大麻を思わせる言葉を口にしたため捜査していた。2人は知り合いで、吉田容疑者は一色容疑者から大麻をもらったと供述しているという。
同町で薬物事件が続いたことについて、軽井沢観光協会の土屋芳春会長は「軽井沢は犯罪が少ない安心・安全な町、上質なリゾート地して知られている。こうしたことが続き、ショックだ。観光への影響が出かねない」と心配している。