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【プロ野球】

借金20危機 4度目も阻止 球児6年連続20セーブ

2012年8月30日 紙面から

◇阪神2−1DeNA

 阪神が競り勝った。5回、上本の二塁打で同点。6回に新井良が勝ち越し9号ソロを放った。岩田は打たせて取り、7イニング1失点で8勝目。藤川は20セーブ。DeNAは筒香の先制打の1点に終わり、粘り強く投げた藤井を援護できなかった。

     ◇

 ピンチも最後は貫禄で締めた。阪神・藤川が1点リードの9回から登板し、1イニングを無失点に。これで6年連続の20セーブとなり、岩瀬(中日)、小林雅(元オリックス)、クルーン(元巨人)に続く史上4人目の快挙を打ち立てた。

 先頭の梶谷にいきなり二塁打を打たれ、送りバントで1死三塁と攻め立てられたが、後続2人を連続で空振り三振。最後の打者・荒波へのウイニングショットは150キロストレートだった。「クローザーになってから1度も優勝していないんで…」。記録達成にも、虎の守護神はチームの現状を物語るような寂しい言葉を口にした。

 最下位・DeNAとの負けられない「直接対決」。守ってはピンチの連続、攻めては走塁ミスなど、重苦しい戦いの中で薄氷の1点リードを守った。負ければ今季最多の借金20。これまで3度阻止してきたが、4度目もなんとかしのいだ。「明日、(3連戦の)最後なんで頑張るだけです」と藤川。

 目標を失いつつあるチームで、目の前のゲームに集中していく。 (中谷秀樹)

 

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