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車所有の少年 起訴内容認める

亀岡市で小学生の列に車が突っ込み、10人が死傷した事故で、車の所有者で無免許運転教唆の罪に問われている19歳の少年の裁判が始まり、少年は「間違いありません」と述べ起訴された内容を認めました。
ことし4月に、小学生など3人が死亡し、7人が重軽傷を負った亀岡市での事故に関連して、車の所有者の19歳の少年は事故の前日、無免許と知りながら仲間の少年に運転させたとして逮捕されたあと家庭裁判所の審判で「刑事処分が相当」として、検察庁に送り返され無免許運転教唆の罪で起訴されました。
京都地方裁判所で、30日、裁判が始まり、少年は、起訴された内容について「間違いありません」と認めました。
このあと検察側は冒頭陳述で「知人女性とメールをしたいなどの理由で仲間が無免許と知りながら車の運転を依頼した。そのことに端を発して翌日に10人が死傷する事故が発生した」と述べました。一方、弁護側は、「事故を思い出すたびに心が痛みます。2度と同じことをしないよう今後はまっとうに生きることを誓います」という少年が書いた反省文を読み上げました。
次の裁判は10月15日に開かれ、少年に対する質問などが行われる予定です。
30日の裁判を受けて、事故の遺族が記者会見し、このうち、亡くなった松村幸姫さん(26)の夫の松村晶史さんは「無免許と知りながら車を貸すことはありえない。車を貸さなければ事故は起きていなかった」と話していました。
また、幸姫さんの父親の中江美則さんは「検察にはもっと被害者の気持ちを聞いてもらい次回の少年への質問などに生かして欲しい」と話していました。

08月30日 19時12分

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