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福島 牧草地の除染作業進む8月30日 16時7分
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東京電力福島第一原発の事故の影響で、牧草の利用の自粛が続く福島県内の地域では、来年以降の再開を目指して牧草地の除染作業が進められています。
このうち、すべての牧草地で利用の自粛が続く畜産が盛んな鮫川村では、来年用の牧草の種をまく時期に合わせて、今月上旬から村の牧草地のおよそ半分に当たる70ヘクタールで除染作業が行われています。
除染作業は村が畜産農家に委託する形で行われ、牧草地の表面の土と中の土を入れ替えたうえで放射性物質を吸着するゼオライトと呼ばれる鉱物をまいていきました。畜産農家の澤口誠治さん(35)は、「このまま置いておいても牛の餌として使えないので、やるしかない気持ちです。きちっとしたデータがあれば安心して作業もできますが、それがないままでは不安も尽きません」と話していました。
福島県内では、来年以降の再開を目指して鮫川村や二本松市など14の市町村の牧草地で除染作業が行われていて、作業は来月上旬まで行われるということです。
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