コマンドプロンプトから、指定した端末のユーザに対してメッセージを送信し、その内容をダイアログボックスに表示するには、MSGコマンドを利用します。
MSGコマンドは、サーバ管理者がメンテナンスによるシャットダウン等の連絡をサーバに接続しているユーザに対して通知(連絡)する場合に利用します。
最も単純なMSGコマンドの構文は、以下の通りです。
【構文】
※上記以外のオプションを指定することもできます。
以下、サンプル。
MSGコマンドは、サーバ管理者がメンテナンスによるシャットダウン等の連絡をサーバに接続しているユーザに対して通知(連絡)する場合に利用します。
最も単純なMSGコマンドの構文は、以下の通りです。
【構文】
MSG [ユーザID] [/SERVER:コンピュータ名] メッセージ
※上記以外のオプションを指定することもできます。
以下、サンプル。
例1.指定したコンピュータの全ユーザに対してメッセージを送信する
例2.指定したコンピュータの指定したユーザに対してメッセージを送信する
例1では、コンピュータ名「TestCom」の端末の全ユーザに対してメッセージを送ります。
コンピュータ名「TestCom」にログオンしているユーザがいる場合、メッセージボックスを表示し、送信したメッセージ内容を通知します。
例2では、ユーザも指定しています。コンピュータ名「TestCom」のユーザ「TestUser」がログインしている場合、メッセージボックスを表示し、送信したメッセージ内容を通知します。
※上記のサンプルでは、コンピュータ名「TestCom」にユーザ名「TestUser」が存在することを前提としています。
【補足事項】
・このコマンドを実行するには、サービスの「Remote Procedure Call(RPC)」が起動している必要があります。
→上記のサービスが実行されていない場合、メッセージの送信に失敗します。
・ヘルプを確認したい場合には、以下のコマンドを利用して下さい。
・ユーザからの応答を待つには、/wオプションを利用します。
・メッセージを送信する端末と受信する端末が同じ場合には、/SERVERオプションに「localhost」を指定することができます。
C:\> MSG * /SERVER:TestCom メッセージのテスト
例2.指定したコンピュータの指定したユーザに対してメッセージを送信する
C:\> MSG TestUser /SERVER:TestCom メッセージのテスト
例1では、コンピュータ名「TestCom」の端末の全ユーザに対してメッセージを送ります。
コンピュータ名「TestCom」にログオンしているユーザがいる場合、メッセージボックスを表示し、送信したメッセージ内容を通知します。
例2では、ユーザも指定しています。コンピュータ名「TestCom」のユーザ「TestUser」がログインしている場合、メッセージボックスを表示し、送信したメッセージ内容を通知します。
※上記のサンプルでは、コンピュータ名「TestCom」にユーザ名「TestUser」が存在することを前提としています。
【補足事項】
・このコマンドを実行するには、サービスの「Remote Procedure Call(RPC)」が起動している必要があります。
→上記のサービスが実行されていない場合、メッセージの送信に失敗します。
・ヘルプを確認したい場合には、以下のコマンドを利用して下さい。
C:\> MSG /?
・ユーザからの応答を待つには、/wオプションを利用します。
C:\> MSG TestUser /SERVER:TestCom /w メッセージのテスト
・メッセージを送信する端末と受信する端末が同じ場合には、/SERVERオプションに「localhost」を指定することができます。
C:\> MSG TestUser /SERVER:localhost メッセージのテスト
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