※写真:日本のロックバンド「L'Arc-en-Ciel」が訪韓、3日、ソウルのオリンピック体操競技場で公演を行う。2日には記者会見を行った。
1998年の韓国政府の日本文化開放政策以来から7年。最近では日本のドラマや映画も気軽に見られるようになりました。もちろん、日本人にとってはまだまだ物足りないというのが本音ですが、ほんの数年前の状況に比べれば環境は見違えるように良くなったのです。
ではここで韓国の日本文化開放について簡単にご説明しましょう。
★第1次開放 (1998年10月20日)
映画及びビデオ
・日韓共同制作作品、4大国際映画祭(カンヌ、ベネチア、ベルリン、アカデミー)受賞作品を開放。ビデオは劇場で公開されたものにつき開放。
出版
・日本語出版漫画及び、漫画雑誌を開放
★第2次開放 (1999年9月10日)
映画及びビデオ
・ 劇場用アニメを覗く映画の大幅開放
・ ビデオは劇場で公開されたものにつき開放
歌謡公演
・ 2000席以下の室内公演場での歌謡公演を開放(ただし、公演の実況放送、レコードやビデオの販売は不可能)
★第3次開放(2000年6月27日)
映画及びビデオ
・18歳未満観覧不可の作品以外は全て開放(劇場アニメを除く)
・国際映画祭で受賞した劇場アニメを開放
・ビデオは劇場で公開されたものに就き開放
歌謡公演 レコード
・ 歌謡公演は室内外の区別なく、全面開放。
・ レコードは日本語に夜歌い街(演奏のみ。第三国語、韓国語翻訳による)
ゲームソフト
・ ゲーム機用テレビゲームソフト以外のゲームソフト(パソコンゲーム、オンラインゲーム、ゲームセンター用のゲーム機)を開放
放送
・全ての放送媒体によるスポーツ、ドキュメンタリー、報道番組の放送を開放。
映画のテレビ放映についてはケーブルテレビ、衛星放送において第2次開放の基準を満たす劇場公開された作品を開放。
★第4次開放(2001年1月1日)
映画及びビデオ
・映画は全て開放
・ビデオは国内で公開されたものにつき開放
レコード(CD、テープ等)
・レコード(CD、テープ等)販売は日本語による歌を含め全て開放
ゲームソフト
・ゲーム機用テレビゲームソフトを含め全て開放
★2003年12月
放送(ケーブル・衛星放送)
・生活情報・教養番組、映画・劇場用アニメ(国内で公開されたもののみ)、日本語歌謡の放送を全て開放。
・ドラマは「12歳観覧可」の番組、共同制作ドラマにつき放送を開放。
・その他の娯楽番組(バラエティ、トークショー等)の放送は未開放。
地上波放送
・生活情報・教養番組、映画(国内で公開されたもののみ)の放送を全て開放。
・日本語歌謡の放送は韓国国内で公演されたもの、韓国の番組へ出演する場合につき開放。
・ドラマは共同制作ドラマにつき放送を開放。
・劇場用アニメ、その他の娯楽番組(バラエティ、トークショー等)の放送は未開放。
劇場アニメ
・2006年に全面開放
そんな中この度、なんと若者の文化発信基地、明洞に、「日本映画専門」の映画館がでるそうです。日本の映画配給会社 シネカノンが明洞にあるソウル明洞シネマをリモデリングし、「シネカノン明洞」として10月にオープンするそうです。
シネカノンというと、日本国内で韓国映画を多く配給していることで有名。最近 マラソン、スカーレットレター、ヨン様のスキャンダルもそうでした。このシネカノン明洞には5つの上映館を設備、日本の作品性のある映画をどしどし掛けていく予定だそうです。