福島県で新米の「全袋検査」始まる 基準は1kgあたり80Bq以下
福島県で、収穫した新米の放射性物質検査を1袋ごとに行う「全袋検査」が、25日から始まった。
福島県内のトップを切って検査が行われたのは、早場米の「五百川」。
出荷したのは、二本松市のコメ農家・安斎孝行さん。
安斎さんは「不安ですよ、当然。だんだん、心臓がバクバクしてきまして」と話した。
検査の基準は、1kgあたり80ベクレル(Bq)以下。
検査の結果、安斎さんが出荷した14袋は、全て基準を下回った。
安斎さんは「ほっとして、目が潤みます。本当にうれしい限りです」と話した。
これからコメの収穫が本格化する福島県内では、およそ35万トン、1,200万袋の検査が行われる。