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半導体大手ルネサス、米ファンドが経営権取得を検討

産経新聞 8月29日(水)12時6分配信

 業績の悪化で経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクスの経営権を、米投資ファンド大手コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が1000億円を出資して取得する提案をしたことが29日、分かった。

 KKRはルネサスの主要株主であるNEC、日立製作所、三菱電機や取引銀行に出資について提案。KKRがルネサスの第三者割当増資を引き受け、発行済み株式の過半を握る方向で調整を進めているもようだ。

 再建に向けて人員削減や工場再編に取り組むルネサスは、KKRの出資を引き受けることで財務基盤を強化し、リストラの実施に向けた資金を確保する。

 実現すれば、2月に会社更生法適用を申請し、米マイクロン・テクノロジーの支援を受けて再建を目指すエルピーダメモリと同様に、外資の傘下に入って立て直しを目指すことになる。

 KKRは1976年設立で、80年代には食品やたばこを手掛ける米RJRナビスコを買収して注目を集めた。

最終更新:8月29日(水)12時16分

産経新聞

 

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