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米国務長官訪中へ 尖閣問題も協議8月29日 8時51分
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アメリカのクリントン国務長官は、来週、中国を訪問し、沖縄県の尖閣諸島を巡る中国の対応や南シナ海の領有権問題などについて協議することになりました。
アメリカ国務省は、28日、クリントン国務長官が来月4日と5日の2日間、北京を訪問して中国側と幅広い問題について協議を行うと発表しました。
これについて、国務省のヌーランド報道官は、記者会見で「東シナ海の問題についても議論することになる」と述べ、尖閣諸島を巡る中国の対応などについて協議するとしています。
そのうえで、アメリカ政府の立場についての質問に答え、尖閣諸島は日米安保条約の適用範囲内だとする考えを改めて示しました。
また、中国とベトナムやフィリピンなどが対立する南シナ海の領有権を巡る問題では、「武力による脅しによってではなく、交渉によって解決してほしい」と述べ、今回の訪問でクリントン長官が中国側に対して平和的な解決を求める方針を明らかにしました。
さらに、中国が新型の大陸間弾道ミサイルの発射実験を行うなど軍事力を強化していることについては、「中国軍の大規模な近代化をアメリカは注意深く見守っており、透明性を高めるよう求めている」として、中国側に改善を求めました。
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