4号機プールの新燃料点検 腐食・損傷認められず ツイート
2012/08/29
新燃料を点検する作業の様子(東電提供)
東京電力は福島第一原子力発電所の4号機使用済み燃料プールから試験的に取り出した新燃料2本の詳細な点検作業を、27~29日にかけて実施した。 2013年末開始予定の燃料取り出し作業に向けて、構造材の腐食や損傷などのリスクがないかを確認するのが目的。 新燃料を覆うチャンネルボックスというカバーを取り外し、ボルトの腐食の有無や燃料集合体の健全性などを確認した。 点検では小石などの異物が発見されたものの、腐食や損傷などの異常は認められなかった。
4号機使用済み燃料プール内の1533本の燃料は一時的にキャスクに収めて、発電所内の共用プールへと移送する計画。 このため新燃料の試験取り出しや点検では、クレーンで燃料を持ち上げてキャスクに収め、共用プールに保管する作業が実施できるかが焦点となっていた。 燃料の荷重がかかる接合部分に腐食や損傷がないことが確認されたため、今後の燃料取り出し作業は問題なく実施できる見通しだという。 ただ将来的に燃料の保管方法や処理方法を検討する際には、小石などの異物への対処が必要になる可能性もある。
4号機プールの新燃料点検
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