慰安婦:「ナヌムの家に日本の政治家を招待」

野田首相など724人に招待状

 京畿道広州市にある「ナヌムの家」に暮らす旧日本軍の従軍慰安婦だった女性たちが、野田佳彦首相をはじめとする日本の政治家たちに対し「ナヌムの家を訪問してほしい」と招待状を送ることを決めた。

 ナヌムの家側は、野田首相、橋下徹大阪市長、石原慎太郎東京都知事、衆議院議員479人、参議院議員242人の計724人に対し、ナヌムの家と従軍慰安婦歴史館への訪問を要請する招待状を、29日に郵送することを決めた。はがきで作成した招待状には「慰安婦被害者の生々しい歴史が生きているナヌムの家を訪問し、歴史の真実を見て、生存している女性たちと共に食事をし、互いに交流する機会となればうれしい」という内容をしたためた。はがきの裏には元慰安婦の女性が心理治療の過程で描いた絵を印刷した。

 ナヌムの家は、最近日本の政治家たちが相次いで「慰安婦を強制動員した証拠はない」などと発言していることから、歴史の真実を明らかにし、慰安婦として被害を受けた女性たちの名誉を回復するために招待状を送ることにした、と説明している。

広州= 権祥銀(クォン・サンウン)記者
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