怜「宮永さんが好き過ぎる 」
怜「ふぁ～～～～あ」
怜「なんかめっちゃよく寝た気がするわ」
怜「………あれ？」
|
2 ：まっつー ：2012/08/07(火) 17:23:06.27 ID:eLviU68AO
竜華「怜……今日はな、セーラがまたアホなことしよって、泉がブチギレてなぁ」
セーラ「なんやねん！あれはそもそも竜華が泉のナニにアレしたからであってな」
竜華「怜がおらへんから、セーラに突っ込むのに毎日忙しいわ」
セーラ「いやいや、それオレのセリフやから。お前この間も船Ｑのナニにアレしとったやろ」
竜華「セーラ、あんたもう１８歳なんやからあんまりアホなことばっかしとったら怜に呆れられるで」
セーラ「………怜。竜華はオレには荷が重すぎる」
3 ：まっつー ：2012/08/07(火) 17:32:43.58 ID:eLviU68AO
セーラ「……竜華、そろそろ学校へ行かんと遅刻するで」
竜華「もうそんな時間か。そうやな、じゃあ怜そろそろウチら行くよって」
セーラ「放課後にまた来るでー」
竜華「ほなな……怜」
ｶﾞﾗﾗ
ﾋﾟｼｬﾝ
怜「ふむ」
4 ：まっつー ：2012/08/07(火) 17:36:04.22 ID:eLviU68AO
怜「なるほどなるほど」ｷｮﾛｷｮﾛ
怜「これはいわゆる」
怜「幽体離脱やね」ｷﾘｯ
5 ：まっつー [saga]：2012/08/07(火) 17:42:48.51 ID:eLviU68AO
怜「綺麗な顔してるだろ……死んでるんだぜ」
怜「なーんちゃって」ﾃﾍｯ
怜「はぁ、まさか寝てる自分をまじまじ見る事があるとはな」
怜「幽体離脱か……。意外と自分落ち着いてるなぁ。これが竜華やったら完璧パニック起こしとるやろな」
6 ：まっつー ：2012/08/07(火) 17:48:19.46 ID:eLviU68AO
怜「ところで今日って何月何日なんやろ。ウチはどんくらい寝てたんや……？」
怜「全国大会はもう終わったんやろか」
怜「カレンダーは……と」ｷｮﾛｷｮﾛ
7 ：まっつー [sage]：2012/08/07(火) 17:59:02.16 ID:eLviU68AO
怜「……全国大会終わったばっかりってとこか」
怜「優勝はやっぱり白糸台なんかなぁ」
怜「てか、ウチが倒れてからの試合はどうなったんやろか。」
怜「決勝には行けたんかな……」
8 ：まっつー ：2012/08/07(火) 18:07:07.44 ID:eLviU68AO
怜「……白糸台の宮永さん……ホンマめっちゃ強かったなぁ」
――――――――――――――――――――――――――――――
怜「」
怜「あれ？」ﾊｯ
怜「な、なんや今の。急に目のまえ暗なったと思ったら、ど、どこ？ここ」
ｷｮﾛｷｮﾛ
菫「ロン」ﾊﾟｼｯ
9 ：まっつー [sage]：2012/08/07(火) 18:19:08.56 ID:eLviU68AO
淡「うわー、やられました弘世先輩」
亦野「さすがプロへ行く人は違いますね」
渋谷(今日のお茶は弘世先輩の汗の味……)ｽﾞｽﾞ
照「……」
怜「し、白糸台やん……」
照「っ!?」ｶﾞﾀｯ
10 ：まっつー [sage]：2012/08/07(火) 18:29:40.09 ID:eLviU68AO
菫「どうした照。急に立ち上がって」
淡「トイレですか？トイレなら扉出て右行って突き当たりを左です」
照「……いや、さすがに高校３年間通った学校のトイレくらいひとりで行ける。そうじゃなくて」ｷｮﾛｷｮﾛ
菫「 ？ 」
照「なんか聞こえたような……どこかで聞いた事がある声。誰だったか……」
怜「それってウチの事？」
11 ：まっつー [sage]：2012/08/07(火) 18:43:58.07 ID:eLviU68AO
照「っ!？」ﾋﾞｸｯ
菫「どうしたんだホントに」
渋谷(この宮永先輩はあまり見た事がない)
怜『ウチの声、聞こえてるん？』
照「……その声、まさか千里山」ｷｮﾛｷｮﾛ
菫「千里山？」
怜『おお！マジで聞こえてんの!?』
照「……」
ｽﾀｽﾀ
怜『？』
ガンガンっ！！
菫・淡・亦野・渋谷・怜「！？」
菫「なんだ!?どうした突然カベに頭打ち付けてっ!?」ｵｵｳｯ
ガンガンｯ!!
淡「み、宮永先輩が壊れた……じゃなくて止めて下さい！」ｱﾜﾜ
ﾜｰ ﾜｰ ﾔﾒﾃｸﾀﾞｻｲ ｼﾝｼﾞｬｳ ﾄﾆｶｸｵﾁﾂｲﾃ ｶﾍﾞｶﾞｶﾜｲｿｳ
―――――――――――――――――――――――――――――
12 ：まっつー [sage]：2012/08/07(火) 18:55:28.14 ID:eLviU68AO
菫「……とりあえず今日の部活は終了だ。照も全国大会が終わったばかりで疲労が溜まってたんだろう。今日は帰ってゆっくり休め」
照「……分かった。もう帰る。お疲れ」
ｽﾀｽﾀ
ｶﾞﾁｬ ﾊﾞﾀﾝ
――――――――――――――――――――――――――――
照「」
ﾄｺﾄｺ
怜『』
ﾄｺﾄｺ
怜『……あの～』
照「!？」ﾋﾞｸｯ
照「……なんだ」
怜『ウチの声、聞こえるんやね』
照「そのようだな」
怜『姿は見える？』
照「いや、見えない。声だけ」
13 ：まっつー [sage]：2012/08/07(火) 19:00:55.46 ID:eLviU68AO
ﾄｺﾄｺ
怜『そうか。……おでこ大丈夫？』
照「大丈夫」
怜『そっか』
ﾄｺﾄｺ
照「」
怜『』
ダッ
照「はぁはぁ」
怜『……あの』
照「!？」
怜『……なんかスンマセンです』
照「……いや」ﾊｧ
14 ：まっつー ：2012/08/07(火) 19:20:20.52 ID:eLviU68AO
照自宅
照「つまり、目が醒めたら寝てる自分が目の前にいて、他の人間には声も聞こえないし見えもしない……と」
怜『はぁ、どうやらそのようで』
照「どうして私のところへ？そしてなぜ私にはあなたの声が聞こえる？」
怜『ウチにもさっぱりですわ』
照「そうか……」
怜『あの……、ちょいちょい聞きたい事があるんやけどええやろか』
照「ああ」
怜『ウチが倒れてから、試合はどうなったん……？』
照「……千里山はあのまま２位で決勝へ進んだ」
怜『お、おぉマジで？そっかぁ、みんな頑張ったなぁ……』
照「決勝は、白糸台、千里山、臨海、清澄」
怜『臨海、清澄かあ』ﾍｰ
照「優勝は白糸台、２位に清澄。千里山は３位だった」
怜『そうか……』
照「……千里山は強かった」
怜『！？』
照「エース不在にも関わらず、２位の清澄とは接戦だった」
怜『……』
照「なにより気迫が凄まじかった。決勝で一番一致団結していたのは間違いなく千里山だった」
怜『……そうか』
照「ああ」
15 ：まっつー ：2012/08/07(火) 20:13:16.27 ID:eLviU68AO
―――――――――――――
怜『夜はやっぱり暇やな。当然のように眠くならん』
照「スー スー… 」
怜『まさかチャンピオンの寝顔が拝める日がくるとはな』
照「ん、んん……むにゃむにゃ」
怜『……普段は…って普段知らんけど、無表情で何考えてるんか掴めない感じの人やけど』
怜『……寝顔かわえぇやん』
怜『それにしても、こんなおかしな状況をずいぶん簡単に受け入れてくれたな。さすがはチャンピオンと言うんかな』
怜『まぁ、初っ端おもいっきしカベに頭突きしとったけど……』
ｽｯ
怜『ふふ、ちょびっと赤くなっとる』
ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
照「ん… うむ…… スー…スー…」
16 ：まっつー [sage]：2012/08/07(火) 20:21:33.17 ID:eLviU68AO
怜『しかし、なんで急に宮永さんのところにワープしたんやろか』
怜『確か病室でチラッと宮永さんの事を考えた途端、目の前が真っ暗になって……しかも宮永さんから離れられんみたいや』
怜『……これからどうなるんやろな』
照「…むにゃむにゃ」ｽｰｽｰ
18 ：まっつー ：2012/08/07(火) 21:28:34.28 ID:eLviU68AO
朝
ﾁｭﾝﾁｭﾝ
ﾁｭﾝﾁｭﾝ
照「…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ
照「……」ｷｮﾛｷｮﾛ
怜『……おはよーさんです』
照「……おはよう」ﾊｧ
怜『ちょっ そんなあからさまに残念そうにせんといて！』
照「あぁうん、…ごめん」ﾍﾟｯｺﾘﾝ
怜『ま、まぁええけど……てかずいぶん素直やな』
照「思い返せば、準決勝で千里山が倒れた原因のひとつは私にもある」
怜『へ』
照「いや、だから」
怜『なに言うとんのアンタ』
照「え？」
怜『あそこで倒れたんは、誰のせいでもない。100％自分の力量不足や』
怜『病弱なの忘れてついつい無茶しよったんよ。初めての大舞台に、浮かれてしもたんかな。チームのみんなにも迷惑かけてしもた』
怜『でも後悔はしとらんで。あの時のあの燃えるような気持ちは、今も心の中にある……。間違ったなんて微塵も思わん』
照「千里山……」
怜『まあ、おかげてこないな事になってしもたけど』ｱﾊﾊ
照「強い人だな」
怜『おお、チャンピオンに強いだなんてめっちゃ光栄ですわ』
19 ：まっつー ：2012/08/07(火) 21:39:13.25 ID:eLviU68AO
照「さすが名門千里山女子のエースだな」
怜『いやいや(ホンマは３軍レベルなんやけどな。未来見とりましたなんて言えんわ)』
照「ところで、これからどうするんだ？ずっとこのままって訳にもいかないだろう」
怜『それなんやけど、とりあえず入院してる病院に行って、自分の体に戻れんか試してみるわ』
照「まあ、それが妥当か」
怜『ただ、問題がひとつ』
照「問題？」
怜『どうやらウチ、宮永さんから離れられんみたい』
照「なんと」
20 ：まっつー [sage]：2012/08/07(火) 21:59:05.37 ID:eLviU68AO
照「入院先は大阪だから、私が学校がある平日は無理……か」
怜『はいです。やけん出来れば今度の週末に、一緒に大阪まで行ってくれんやろか』
怜『突然こないな事になってしもて、多大な迷惑をおかけしてるのは重々承知の上で……この通り』ﾍﾟｯｺﾘﾝ
照「この通りって、もしかして頭でも下げているのか？ もしそうなら上げてくれ」
怜『うう、ホンマすんませんです』
照「準決勝での激闘に思うところがあるのはアナタだけではない。私にとってもあの試合は特別なものとなった」
怜『そうなん？ 最後まで圧倒的な大魔王っぷりやったと思うけど』
照「大魔王って…… (私の予測をあそこまで越えて来た千里山、阿知賀新道寺。私自身も成長出来た試合だった)」
照「とにかく気にすることはない。週末に一緒に大阪へ行こう」
怜『おおきに！』
21 ：まっつー ：2012/08/07(火) 22:15:13.82 ID:eLviU68AO
白糸台麻雀部部室
菫「照。少しは疲れは取れたか？」
照「ああ、もう問題ない」
淡「先輩が突然立ち上がって、カベに頭突き連発し始めた時は、いよいよ終わりかと思いましたよ」
照「心配かけたな、すまん」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
淡「ちょっ ち、違いますよ。別に心配なんか……そ、そうカベが心配だったんです。大丈夫だったかなーカベ～」ｱﾜｱﾜ
照「カ、カベ？ そ、そうか」ｼｭﾝ
怜『あはは。あの子、大星さんやっけ。あれは絶対アンタのこと好きやで。愛されてんなあ』
照(？ 私よりカベを心配してるんだぞ……今のをどう見たら愛されてるって思うんだ)
怜『……アンタ罪づくりなタイプやね』
23 ：まっつー ：2012/08/07(火) 22:36:11.73 ID:eLviU68AO
照「さて、そろそろ解散にする。みんなお疲れ」ｽｸｯ
菫「お疲れ。照、この後なにもないだろ。ちょっと付き合わないか」
照「あ……いや今日は都合悪いんだ。また今度な」
菫「……そ、そうか。分かった」ｼｭﾝ
淡「弘世先輩、ドンマイです」ﾎﾞｿ
ﾄｺﾄｺ
怜『アンタ、思った以上に罪づくりやわ』
照「罪づくり？ なにがだ？」
怜『いや、なんでもない』
照「なんなんだ……」
怜(インターハイの絶対王者。高校生の頂点、宮永照か)ｼﾞｯ
怜(あらためて考えたら、ウチとんでもない人と一緒におるんやな)ｼﾞｰ
27 ：まっつー ：2012/08/07(火) 22:49:17.15 ID:eLviU68AO
照自宅
照「……」ﾍﾟﾗ
怜『……』ｼﾞｰ
照「……」ﾍﾟﾗ
怜『……』ｼﾞｰ
照「……」ﾍﾟﾗ
怜『……』ｼﾞｰ
照「……ふ」ﾍﾟﾗ
怜『！ 笑いよった!?』ｵｵｳ
照「……」ﾍﾟﾗ
怜『また無表情になった』ｼﾞｰ
照「……」ﾍﾟﾗ
怜『なあなあ』
照「なんだ？」ﾍﾟﾗ
怜『本好きなんやね』
28 ：まっつー ：2012/08/07(火) 23:04:35.15 ID:eLviU68AO
照「ああ、本はいいぞ。なんというか別世界に行ける。その世界ではなんでも出来るんだ。今読んでるこの本は特に異空間がメインになっているからな。読めば読むほど訳が分からない方向に行くんだ。だがそこがいい！この本の作者はホントにズルいよ。あ、もちろん悪い意味ではない。うまい具合に読者を裏切るんだ」ﾍﾞﾗﾍﾞﾗ
怜『そうかそうか』ｳﾝｳﾝ
照「おかげで新刊の発売がいつも遅くてな。ヤキモキさせられてばかりさ。ちなみにこの作者の処女作はもっと凄まじく意味不明でな。さすがの私も若干さじを投げかけたのを覚えている」ﾍﾞﾗﾍﾞﾗ
怜『そうなんや。ほうほう』ｳﾝｳﾝ
照「今ちょうど主人公が、あ空間へダイブするか否かの葛藤真っ只中でな。あ、この主人公もまた変わり種な奴で。例えばそう峰竜太郎みたいな奴なんだ」ﾍﾞﾗﾍﾞﾗ
怜『それはえらいこっちゃ』ｳﾝｳﾝ
照「でね！でね！」
ﾍﾞﾗﾍﾞﾗ
ﾍﾞﾗﾍﾞﾗ
怜『かわえぇ』
29 ：まっつー ：2012/08/07(火) 23:16:59.15 ID:eLviU68AO
怜(無表情で無口で正直なに考えてるか分からん人間味のないような人だと思っとったけど)
ﾍﾞﾗﾍﾞﾗ
怜(ただの麻雀大魔王じゃなかったわ。なんとなくやけど……部活で隠れハーレム築いとるのも分かる気がする)
ﾍﾞﾗﾍﾞﾗ
ﾍﾞﾗﾍﾞﾗ
怜『心から好きなんやねぇ』
照「ああ、(本が)大好きだ」ｷﾘｯ
怜『 ！！ 』 ドキッ
怜『あかんわこの人』ﾄﾞｷﾄﾞｷ
30 ：まっつー ：2012/08/07(火) 23:29:46.33 ID:eLviU68AO
照「ん？ なんか言ったか？」
怜『い、いや！なんでもあらへん』ﾜﾀﾜﾀ
照「お、もうこんな時間か。そろそろ寝るか」ﾖｲｼｮ
怜『ほな今日はこの園城寺怜ちゃんが添い寝でもしたるかな～？』ﾆﾍﾗ
照「幽体が添い寝って……」ﾅﾆｿﾚ
怜『なんやねん！幽体なめんなやー』ｺﾞﾗｧ
照「だって姿も見えないし、たぶん触ったりも出来ないんだろ？」
怜『』
照「」
怜『出来るよ？』
照「…………え？」
31 ：まっつー ：2012/08/07(火) 23:45:41.21 ID:eLviU68AO
照「……出来るの？」
怜『うん』
照「なぜ言わなかった？」
怜『いや、聞かれなかったから』
照「」
怜『』
照「…………そうか」
怜(お、自己消化しよった)
照「まあ、とりあえず寝るか」ﾖｲｼｮ
怜『ほな添い寝添い寝～』ﾓｿﾞﾓｿﾞ
ピトッ
照「 !！ 」
照「……………」
怜『お？ てっきり断られると思っとったけど、ええの？』
照「……姿が見えないから添い寝といってもあまり関係ない」
怜『そんなもんやろか(感覚はばっちしあるから……ウチはドッキドキやで)』ﾄﾞｷﾄﾞｷ
照「……おやすみ」ｽｯ
怜『あ、うんおやすみやでー』
ピタッ
照(マズい。目をつぶると普通に添い寝だ)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
32 ：まっつー ：2012/08/08(水) 00:01:22.03 ID:tXflXF4AO
白糸台麻雀部部室
菫「照、珍しく少し眠そうだな」
照「……そんな事ない」
淡「確かに心なしかぼんやりしてるような」
照「そんな事……ない……」
怜(昨晩は、寝返りもうたずによく寝てたと思っとったけど……。実は寝れんかったんかな？)
怜(……もしかして、緊張して寝返りもうてずに固まってたとか)
怜(まさかな)
照「ふあ」
――――――――――――――――――――――――――――
淡「そういえば、準決勝に戦った千里山の先鋒」ﾎﾟﾝ
照・怜「!？」
淡「まだ意識が戻らないみたいですよ」
菫「そうなのか」ﾁｰ
33 ：まっつー ：2012/08/08(水) 00:10:54.31 ID:tXflXF4AO
淡「検査の結果はどこも異常なしらしくて、どうして意識が戻らないか理由が分からないんだそうです」ﾛﾝ
菫「ほう。それは不思議だな」ﾔﾗﾚﾀｰ
淡「あ、もしかしたら王子様のキスで目覚めたりっ」ｷｬｰ
菫「…………ありだな」ｷﾘｯ
ﾅﾝﾁｬｯﾃｰ ｷｬｯ ｷｬｯ
ｿﾝﾅｵｶﾙﾄｱﾘｴﾏｾﾝ ﾄｶｲｯﾁｬｯﾃｰ ｷｬｯ ｷｬｯ
照・怜「……」
34 ：まっつー ：2012/08/08(水) 00:22:07.38 ID:tXflXF4AO
照自宅
照「……」ﾍﾟﾗ
怜『なあ』
照「ん」ﾍﾟﾗ
怜『ウチちゃんと自分の体に戻れるんやろか』
照「 !？ 」
照「……さっきの話を気にしてるのか」
怜『ん……そうかも。あらためて聞いたら、急に怖なってきたというか……』
照「……」
怜『自分の体に会えても、ちゃんと戻れる保証はないんやし……』
照「やってみなくては分からない」
怜『そらそうやけど』
照「週末には分かる」
怜『うん……』
35 ：まっつー [saga]：2012/08/08(水) 00:33:50.16 ID:tXflXF4AO
怜『はぁ……』ｼｭﾝ
照「……寝るか」ｽｸｯ
怜『また添い寝してもええ？』
照「ああ」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
怜『えへへ』ﾓｿﾞﾓｿﾞ
ぎゅう
怜『なんか落ち着くわ』ｷｭｯ
照「そうか」
怜『……でもやっぱしちょっと怖い』
照「……」
ぎゅうっ
怜『わ』ﾄﾞｯｷｰﾝ
照「大丈夫……きっと戻れる」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
怜『う、うん』ﾄﾞｷﾄﾞｷ
照(今夜も寝れないかも)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜(マズい、死んでしまいそうやわ)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
41 ：まっつー [sage]：2012/08/08(水) 20:02:54.37 ID:tXflXF4AO
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
？『なあなあ』
照「ん……？」
？『ほれほれ』
ツンツン
照「こら、人のほっぺたで遊ぶな」
？『アンタのほっぺた柔らかくて気持ちえぇ～わー』
ぷにぷに
照「む、むう」
？『ほっぺたもええけど』
？『ここも柔らかそうやな～』
ｽｯ
照「え？」
チュッ
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
照「 ！？ 」 ｶﾞﾊﾞｯ
怜『わあっ』
怜『なんや！どうした!?』
照「…………夢…か」ﾊｧﾊｧ
怜『怖い夢でも見たんか？』
照「……いや、なんでもない」
怜『そ、そうか。まだ夜中や。よい子はもうちょいおねむの時間やで？』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
照「ああ……おやすみ」ｳﾄｳﾄ
怜『ほな、またおやすみやでー』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
怜(マジびびったわ)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
43 ：まっつー ：2012/08/08(水) 20:17:20.06 ID:tXflXF4AO
ﾃｸﾃｸ
照「はぁ」
怜『なんや朝っぱらから溜め息なんかついて』
ﾃｸﾃｸ
照「……今朝の夢はおかしな夢だった」
怜『へ、へぇ どんな？』ｷﾞｸ
照「……覚えてない」
怜『そうなんか。まあ夢なんてそんなもんや』ﾊﾊﾊ
怜『あんまし気にしない方がええって』
ﾃｸﾃｸ
照「夢だしな……」ｳﾝ
怜『』
照「ところで、明日だな」
怜『あ、ああそやね。申し訳ないな、貴重なお休みに』
ﾃｸﾃｸ
照「前も言ったが、気に病む事はない」
怜『うん……おおきに』
44 ：まっつー ：2012/08/08(水) 20:39:12.32 ID:tXflXF4AO
白糸台麻雀部部室
菫「そろそろ切り上げるか。いいか？照」
照「ああ、菫に任せるよ」
菫「おいおい、部長はお前だろ？」
淡「そういえば白糸台の部長って宮永先輩でしたよね。たまに忘れますよ」
菫「まあ、照は仕切ったりするタイプではないからな」
淡「記者会見とかでの笑顔って、ホント詐欺ですよね。先輩の普段を知ってる者としたら恐怖さえ覚えますよ」
照「……淡は私に冷たい気がする」ｼｭﾝ
菫「まあまあ。その変わり、麻雀でチームをグイグイ引っ張って来てくれた訳だろ？」
淡「はい…そうですね。私もこの一年、宮永先輩の背中を、ひたすら離されまいと必死に着いて行きました」
46 ：まっつー ：2012/08/08(水) 20:52:25.03 ID:tXflXF4AO
淡「宮永先輩がいたからこそ、今の自分があって、あのインターハイでの決勝をものに出来たんだと思います」
菫・亦野・渋谷「ふ～ん」
淡「っは!!」
淡「い、いやいやいやちょっと待って下さい、今のは」ｱﾜｱﾜ
菫「ははは、いいじゃないか。良かったな照。少しは感謝されてるみたいだぞ」
照「そうなのか？ならいいが……」
淡「かっ感謝っていうか、えーとえーと、むしろ……じゃなくて、違うんです！」ｱﾜｱﾜ
ｱﾊﾊﾊﾊ
ｱﾜｲﾊﾓｯﾄｽﾅｵﾆﾅﾚ
ﾁｶﾞｳﾝﾃﾞｽｰ
48 ：まっつー ：2012/08/08(水) 21:04:54.16 ID:tXflXF4AO
ｼﾞｬｵｻｷﾆｼﾂﾚｲｼﾏｰｽ
ﾏﾀｱｼﾀﾅ
菫「照、今日は時間あるか？」
照「ん……いや、ちょっとな」
菫「そうか」
照「あ、ああ」
菫「なら明日はどうだ？土日だし」
照「週末もちょっと……ごめん」
菫「……そうか。分かったよ。ではまた月曜日にな」ｵﾂｶﾚ
照「あ、うん」ｵﾂｶﾚ
淡「……」
49 ：まっつー ：2012/08/08(水) 21:12:26.44 ID:tXflXF4AO
怜『いいチームやね』
照(ああ)
怜『でも苦労もあったやろなー』ｼﾐｼﾞﾐ
照(それはもちろんある。連覇がどうだの、常に勝ち続けなければいけないプレッシャーが白糸台にはあるからな)
怜『いや、そういうんやなくて』
照(？)
淡「宮永先輩」
照・怜「 ！？ 」
51 ：まっつー ：2012/08/08(水) 21:22:18.53 ID:tXflXF4AO
照「どうした淡、帰らないのか？」
淡「……あの、数分でいいんです。ちょっとだけ話聞いてもらえませんか？」
照「ああ、分かった……」
怜『……』
淡「最近……ここ数日、先輩ちょっと変ですよね」
照「え？」ｷﾞｸ
淡「突然カベに頭突きかましたり、独り言ぶつぶつ言ったり」
照「う」
淡「宮永先輩が少し変わってるのは前から知ってましたが、最近の先輩はいつにも増して変です」
照(変わってると思われてたのか)
52 ：まっつー ：2012/08/08(水) 21:36:11.38 ID:tXflXF4AO
淡「なんていうか……。心ここにあらずって感じです」
照「……」
淡「先輩、気付いてますか？弘世先輩の事」
照「菫？ 菫、なにかあったのか!?」
淡「教えません。自分で気付いて下さい」
照「……」
淡「ついでに私の事も」ﾎﾞｿｯ
照「え？」
淡「……なんでもありません」
淡「宮永先輩は鈍感過ぎます！あんぽんたんですっ!!」
照「」
53 ：まっつー ：2012/08/08(水) 21:43:13.20 ID:tXflXF4AO
淡「話はそれだけです！お疲れ様でした!!」
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
ｶﾞﾁｬﾝ
照「……私はあんぽんたんなのか」ｽﾞｰﾝ
怜『(うーん)とりあえず帰ろ』ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
照「……」
怜『？』
照「菫の家にいく」
ｽﾀｽﾀ
怜『へ？今から？』
55 ：まっつー ：2012/08/08(水) 21:51:55.62 ID:tXflXF4AO
―――――――――――――――――――――――――――――
菫自宅近くの公園
菫「どうしたんだ？今日は忙しかったんじゃないのか？」
照「……菫、私になにか話があったんじゃないの？」
菫「質問に質問で返すなよ……」
菫「うーん、話があるといえばあるが……ないと言えばない」
照「なんだそれ」ﾊﾊ
菫「いやなに……もうすぐ卒業だろ」
照「……そうだな」
菫「お前とは、３年間ずっと一緒にやってきたから」
照「うん」
菫「色々思うところがあるわけだ」
照「……うん」
59 ：まっつー ：2012/08/08(水) 22:48:03.18 ID:tXflXF4AO
菫「高校を卒業したら、私はプロへ。照は大学へすすむ」
照「うん」
菫「今までみたく、嫌でも顔をつき合わせる事もなくなる」
照「………うん」
菫「最近、卒業してからの事を想像する事が増えたんだ」
照「…」
菫「毎日毎日、朝から晩まで麻雀と照。それが突然なくなったら」
照「プロへ行くんだから、麻雀生活は変わらないだろ」
菫「いや、私にとっては麻雀と照は１セットなんだ」
照「……うん(麻雀と１セット？)」
菫「……照がいたから」ﾎﾞｿ
照「え？」
菫「照がいたから私は頑張れたんだ」
照「菫……」
怜『……』
60 ：まっつー ：2012/08/08(水) 23:04:11.77 ID:tXflXF4AO
照自宅
照(最後、菫はなにを言いたかったんだろう)
怜『……』
照(菫ほどの雀士なら、プロでだってやっていける。別に私がいなくても、きっと変わらずに自分の麻雀を打ち続けて行けると思う)
照(ただ単に、卒業前に語らいたかったんだろうか……)
照(でも淡が伝えたかったのはちょっと違う気がする)
怜『アンタ、宮永さん。鈍感や鈍感や思っとったけど、ホンマあんぽんたんやわ』
61 ：まっつー ：2012/08/08(水) 23:10:33.22 ID:tXflXF4AO
照「う……否定はしない」
怜『……はぁ』
怜『まあ、たぶんそういうとこも含めて……なんやろな。分かってしまう自分が嫌やわ』
照「ごめん」ﾍﾟｯｺﾘﾝ
怜『分かってないくせに謝らんなや』ｺﾂｯ
照「あた。……ごめん」
照「今日はなんだかすまない。変なところを見せてしまったな」
63 ：まっつー ：2012/08/08(水) 23:23:32.30 ID:tXflXF4AO
照「とりあえず、今は明日の事を考えよう」
怜『お、逃げよった』
照「……あなたは、自分の事をまず最優先に考えて」
怜『ん、まあ明日には大阪の自分の体と御対面の予定やしな』
照「そう。明日、朝一で出発しよう」
怜『了解です』ｺｸﾝ
照「スー… スー…」
怜『なんか今日は疲れたな』
ツンツン
照「ん…… スー スー」
怜『あそこまでフラグびんびん立っとんのに、微塵も気付く様子ないとは』
ツンツン
照「う……ん…スー スー」
64 ：まっつー ：2012/08/08(水) 23:32:00.17 ID:tXflXF4AO
怜『なんか、ごっつ腹立ってきたわ』
ツンツン
照「ん～…むにゃむにゃ」ｺﾞｿｺﾞｿ
怜『……』ｼﾞｯ
怜『今日かて、最後の夜なん何も思わんとグッスリ寝てしもて』
怜『毎晩、朝までアンタの寝顔眺めてるウチの気持ち、ちょっとは気付いてーな……』
ギュッ
照「ふわ…… んん」ｽﾋﾟｰ
65 ：まっつー ：2012/08/08(水) 23:41:57.98 ID:tXflXF4AO
怜『うまくいけば、明日には大阪の自分の体と御対面』
怜『そしてこの幽体生活も終わり』
怜『宮永さんと一緒にいる意味もなくなる……』
怜『……』
ｽ
怜『アンタはそれでいいんか……？』
ｻﾜｯ
怜『この気持ちって、やっぱし一方通行？』
怜『……なんてな。アカン、ちょっとナイーブになっとるわ』
照「……」
66 ：まっつー ：2012/08/08(水) 23:55:19.47 ID:tXflXF4AO
朝
ﾁｭﾝﾁｭﾝ
ﾁｭﾝﾁｭﾝ
照「……」ｺﾞｿｺﾞｿ
怜『おはよ』
照「ん……おはよう」ﾑｸ
怜『……』
照「……」
照「私は」
怜『え？』
照「これで終わりだとは思ってないから」
怜『 ！ 』
照「大丈夫。行こう、大阪へ」
怜『……うんっ』
67 ：まっつー ：2012/08/09(木) 00:10:37.82 ID:5Xf2RKoAO
――――――――――――――――――――――――――――――
大阪
怜『てかアンタ』
照「はい」
怜『なんべん電車間違えてんねんっ!!』
照「はい……」
怜『あの時間に出て、今何時やと思っとるん!?』
照「夕方の６時です」
怜『夕方ちゃうわ！もはや夜や!!』
照「すんませんです」
怜『面会時間終わってしもてるやん！』
照「はい」ﾌﾙﾌﾙ
怜『…』
照「……」ﾌﾙﾌﾙ
怜『はぁ。ちょっと言い過ぎたわ、ウチのためだけに遙々大阪まで来てくれはったんやもんな』
照「ホントになんと言えば……」ﾌﾙﾌﾙ
怜『いや、ウチもちょっと気持ちが急ぎ過ぎとった。とりあえず今日はホテル行こ』
照「はい……すんませんです」ﾌﾙﾌﾙ
69 ：まっつー ：2012/08/09(木) 00:21:43.14 ID:5Xf2RKoAO
―――――――――――――――
ホテル
怜『まさか今晩も幽体のままとは』ﾊｧ
照「ごめん」
怜『あ、いやもうホンマに気にせんといて』
怜『さっきはアンタの規格外の方向音痴に度肝抜かしとっただけやから』
照「……しかし、予定では今頃元の体に戻れてたかもしれないのに」ｼｭﾝ
怜『……』
怜『じゃあ、ウチのお願い聞いてくれる？それでチャラや』
照「も、もちろん。私にできる事なら善処する」ﾌﾝｽ
70 ：まっつー ：2012/08/09(木) 00:31:26.49 ID:5Xf2RKoAO
怜『腕枕して？』
照「……腕枕？」
怜『うん。ウチな、こうなる前は、よく竜華に膝枕してもらっとったん。あ、竜華って覚えてる？』
照「ああ、千里山の大将だった…… 膝枕ではなく腕枕？」
怜『いつもの添い寝のバージョンアップや』ﾄﾞﾔｧ
照「まあ……そんな事でいいなら」
怜『へへ、おおきに』
72 ：まっつー ：2012/08/09(木) 00:41:52.92 ID:5Xf2RKoAO
怜『では、ちょいお邪魔します』ﾓｿﾞﾓｿﾞ
照(ん……感覚が)ﾄﾞｷ
怜『よいしょっと』ｽﾘ
照(おお)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜『重ない？』ｷｭｯ
照「あ、ああ。軽いくらいだ」
怜『へへ。気持ちえぇ』
ｽﾘｽﾘ
照「ちょ あんまりスリスリしないで」ﾄﾞｷ
怜『照れ屋な宮永さんの事やから、嫌やとか言われると思っとったよ』
照「そ、それは添い寝同様、姿が見えないから」
怜『ウチからは赤くなってる宮永さんの顔、ばっちり見えてるで？』
照「……赤くなんてなってない」ﾌﾟｲ
73 ：まっつー ：2012/08/09(木) 00:49:58.87 ID:5Xf2RKoAO
怜(かわえぇ)
照「あなたは恥ずかしくはないのか」ﾊｧ
怜『……ちょいまち』
照「え？」
怜『前から気にはなっとったんやけど』
怜『ウチの事、ちゃんと名前で呼んで？』
照「……あ」
怜『千里山とかあなたとかばっかりやん』
照「そうだな……じゃあ…」
怜『うん』ﾜｸﾜｸ
照「園城寺さん」ﾃﾚ
75 ：まっつー ：2012/08/09(木) 01:03:15.90 ID:5Xf2RKoAO
怜『アホうっ』ｽﾊﾟｰﾝ
照「……いたい」ﾋﾄﾞｲ
怜『この状況よう考え！腕枕やで腕枕！膝枕よりランクは上やで！ちょっとは空気読まんかいっ』
照「……じゃあなんて呼べばいいんだ」
怜『……怜って呼んで』
照「千里山とかあなたとしか呼んでなかったのに、一足飛び過ぎないか!?」
怜『アンタはそのくらいがちょうどえぇんや』
照「そ、そうなのか」
怜『ほな、どうぞ』
照「と、怜」
怜『は、はい』
照「」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜『』ﾄﾞｷﾄﾞｷ
照・怜「なんか思ってたより恥ずかしい」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
77 ：まっつー ：2012/08/09(木) 01:12:50.88 ID:5Xf2RKoAO
照「じゃあ私の事も照でいい」
怜『う、うん。……照』
照「は、はい」
照・怜「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜(はぁ。ウチなんだか変やな……)
怜(心のどっかで、今夜が宮永さん……照と一緒におれる最後の夜やって思ってんのか)
怜(もしくは、大星さんや弘世さんに妬いてる……とか？)
怜(そもそも、この気持ちってなんなんやろ)
78 ：まっつー ：2012/08/09(木) 01:24:41.84 ID:5Xf2RKoAO
怜(よう分からんけど、照と一緒におるとごっつ安心する……。他に頼る人がいないからって理由じゃなくて……なんやろこれ)ﾁﾗｯ
照『……』ﾏｯｶｯｶ
怜(ぷ。めっちゃ顔赤い)
怜『ふふ(それになんだか)』
ぎゅう
照「う」ﾄﾞｷﾏｷﾞ
怜(ドキドキする)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
照「あ、あんまりくっつかないで……」ｱｾｱｾ
怜『やーや(チャンピオンのこないな顔見たら、しゃあないわ)』ｿﾞｸｿﾞｸ
怜『は！ これがギャップ萌えってやつか!?』
照「へ？な、なに？」ｱｾｱｾ
79 ：まっつー ：2012/08/09(木) 01:30:59.28 ID:5Xf2RKoAO
照(……失敗した。同じ間違いを二度繰り返してしまった)
照(目を瞑ると、普通の腕枕だっ！！) ｽﾞｷｭｰﾝ
怜『えへへ』ｽﾘｽﾘ
照(……)
照(………まあいいか)
ｳﾄｳﾄ
照(……明日…ちゃんと元の体に…戻れるといいな……) ｽｰ
86 ：まっつー ：2012/08/09(木) 20:29:03.15 ID:5Xf2RKoAO
――――――――――――――――――――――――――――
病院
照「よし、今日は無事に着いたな」ﾌｧｻ
怜『いやいやいやいやいや、十分もがき苦しんだ末の到着やで？』
照「……とにかく早く病室へ向かおう」ｼｭﾝ
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
照「ここだな」
怜『う、うん』
照「……緊張してるのか？」
怜『そりゃそうや……この歳で人生の岐路に立たされた気分やわ』
照「大丈夫。ちゃんとそばにいるから」
怜『うん……』
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
88 ：まっつー [sage]：2012/08/09(木) 20:54:13.55 ID:5Xf2RKoAO
照・怜「！？」
怜『お、竜華やん』
照「……」
竜華「ん、セーラ遅いやん……って」
照「」
竜華「…………へ？」
照「ど、どうも」ﾍﾟｯｺﾘﾝ
竜華「ち、チャンピオンやないか！？」ｶﾞﾀｯ
照(先客がいる事は想定していなかった)
怜『さすが竜華やで～。ちゃんとお見舞いに来てくれてはったんやなぁ』ｼﾐｼﾞﾐ
竜華「な、なんでチャンピオンがここにおるん!?」
照「はぁ……えーと」
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
90 ：まっつー ：2012/08/09(木) 21:06:02.16 ID:5Xf2RKoAO
～～～～～～～～～～～～～～～～～～
竜華「なるほど、遠征合宿の途中でしたか」
照「え、えぇ。ここにインターハイで戦った千里山の園城寺さんが入院していると小耳に挟んだもので」
竜華「それはそれはわざわざスンマセンです」ﾍﾟｯｺﾘﾝ
竜華「しかしさすがはインターハイ３連覇の白糸台さんですわ。全国大会が終わってそない経ってないんいうのに遠征合宿やなんて」
照「い、いえ」
竜華「ただ、せっかく来てもろたところホンマ申し訳ないんやけど……こんな状態なんですわ」ﾁﾗｯ
照「はい……」ﾁﾗｯ
怜「」
怜『……ウチの体や……』
91 ：まっつー ：2012/08/09(木) 21:17:47.24 ID:5Xf2RKoAO
竜華「全国大会の準決勝で倒れてから、ずっとこんななんですわ」
ｻﾜｯ
怜「」
竜華「あ、分かってると思うけど、宮永さんは関係あらへんで？ ……この子、自分が病弱なん忘れて、無茶し過ぎたんよ」
ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
怜「」
竜華「ホンマ……アホなんやから……」
照「……」
怜『……』
92 ：まっつー ：2012/08/09(木) 21:27:38.18 ID:5Xf2RKoAO
怜『竜華……どんだけ悲しい顔してんねん。そんな顔、アンタには似合わへんよ』
照「……」
怜『ウチならここにおるでぇ？ まったく、ホンマに……アホはアンタの方やで？』
竜華「怜……もう朝やでー。はよう目醒ましてな」
ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
怜『竜華……』
照「……」
93 ：まっつー ：2012/08/09(木) 21:36:57.97 ID:5Xf2RKoAO
照( ……怜 )
怜『 !？ そうやな、早いとこ体に戻らんと』
怜「」
怜『ただいま、ウチの体。今帰ったで』
ｽｯ
照(おめでとう怜)
照(さよなら)
94 ：まっつー ：2012/08/09(木) 21:54:35.95 ID:5Xf2RKoAO
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
怜「ふあ～～、気持ちええ」
？「」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
怜「この腕枕……マジ中毒もんや…めっちゃ安心する……」
？「」
怜「ずっとこうしてたいわ」
？「」
怜「ずっとこうして、アンタと一緒に」
？「」
怜「そしたらウチ……ホンマ幸せや……」
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
…ｷ ﾄｷ …ﾄｷ
竜華「怜っ」
怜「……んんん」
竜華「 ！？ 」
怜「……りゅ、竜華？」
竜華「っ!! 怜ぃーー!!」
ｶﾞﾊﾞｯ
怜「はれ？ ウチ……」
95 ：まっつー ：2012/08/09(木) 22:17:40.29 ID:5Xf2RKoAO
――――――――――――――――――――――――――――――
セーラ「そんで怜、いつ頃退院出来るん？」
怜「昨日の精密検査で合格もらえたで、明日には退院出来るみたい」
泉「ホンマにおめでとうございます先輩」ｳﾙｳﾙ
竜華「おおっ 泉が泣いとるで！ 写メ撮らんと」ｶﾞｻｺﾞｿ
泉「泣いてませんし！ ちょマジで撮らないで下さいっ」ﾜﾀﾜﾀ
セーラ「あ、オレも撮るー」
泉「マジで止めて下さい」ｲﾗ
セーラ「竜華、泉が冷たい」
船Ｑ「それにしても、いったいどんなキッカケで急に覚醒したんやろか」
怜「キッカケ？」
船Ｑ「そりゃああそこまで深い眠りについとって、なんもキッカケもなく目覚めるとは考えにくいやろ」
セーラ「それもそうやなぁ」
竜華「キッカケか……変わった事があるとすれば、インターハイチャンプがお見舞いに来た事くらいかなあ？」
怜「 ！？ 」 ﾄﾞｷ
セーラ「ああ、それは驚くわ。あの白糸台の大魔王が突然病室に現れたら、ウチなんか逆に意識なくしそうやもん」
竜華「セーラは一度意識なくしたらそこでサヨナラかもなあ」
セーラ「みんなオレの扱い雑やない？」
97 ：まっつー ：2012/08/09(木) 22:43:48.26 ID:5Xf2RKoAO
船Ｑ「でも実際、あの絶対王者が近くまで来たからといって、わざわざお見舞いに来るとは」
竜華「うーん、ウチもびっくりしたけど……麻雀打ってる時のチャンピオンとはだいぶ印象違ったで？」
竜華「なんか、ものごっつう優しい顔しとったもん」
セーラ「へえ。いまいち想像でけへんわ」
泉「そうですねぇ」
竜華「怜の顔しばらく見つめて……よろしくお願いしますって言って帰って行ったんよ」
怜「……」
船Ｑ「ほう」
セーラ「やっぱり変な責任感じとったんと違う？あの人、真面目っぽいし」
竜華「うーん……、なんとなくやけど、そういうんとはちょい違うような」
怜「……」
怜「…………ホンマ…アホなんやから」
98 ：まっつー ：2012/08/10(金) 00:49:14.18 ID:xSn0vAcAO
白糸台麻雀部部室
淡「どうしたんですか、アレ」
菫「さあ？」
亦野「日に日にやつれていってますね」
渋谷(まさに抜け殻)
照「」ﾎﾟｹｰｰ
淡「もう！ 先輩っ 宮永先輩!!」
照「ん……なんだ…淡か…どうした？」ﾎﾟｹ
淡「どうしたじゃないですよ、先輩がどうしたんですか！」
照「あ……そうだ、お土産があったんだ…いやあすっかり忘れていたよ……はい」
ﾎﾟﾝ
『東京名物ひよこ』
淡「ええ!？ なんで急にお土産!？ てかなんで東京に住んでてお土産がひよこなんですかっ!？」
照「それは……東京に着いてからお土産買ってない事に気付いて……」
淡「ちょいちょいちょいちょい、ちょい待った。先輩どこか行って来たんですか!?」ｷｲﾃﾅｲﾖ
照「あ……うん…軽く大阪行って来た…」ﾎﾟｹｰ
淡「 大阪!? 」
菫「……あ。これ賞味期限切れてる」
淡「弘世先輩、落ち着き過ぎです！ 宮永先輩が知らないうちに大阪に行ってたんですよ!?」
菫「……まあ、こいつにも色々あるんだろ？(まだ食べれるかな)」ｶﾞｻｶﾞｻ
100 ：まっつー ：2012/08/10(金) 00:59:32.26 ID:xSn0vAcAO
淡「色々って……いったい何があったら大阪に行くんですか……しかも賞味期限切れてる東京名物ひよこ…」
菫「大丈夫、切れてるって言ってもまだ２日しか過ぎてない」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
亦野「まあまあ。宮永先輩がウチらの手を離れて、大阪デビューしたんだ。ここは大人しく祝ってやろうぜ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
渋谷(ひよこなんて小学生以来)ﾓｸﾞﾓｸﾞ
淡「はあ～～…」
淡「分かりましたよ。食べればいいんでしょ」ﾓｯｷｭﾓｯｷｭ
照「」ﾎﾟｹｰｰ
102 ：まっつー ：2012/08/10(金) 01:22:40.03 ID:xSn0vAcAO
ﾔﾀﾞﾜﾘﾄｵｲｼｲ ﾀﾞﾛ? ｻｽｶﾞﾋﾖｺ ﾋﾖｺ ｳﾏｳﾏ
ﾓｲｯｺ
照(もう退院出来ただろうか……)
照(検査は元々異常なしだったんだ……たぶん大丈夫だな)
照(清水谷さん…だったか。きっと泣いて喜んだだろうな……他の千里山のメンバーも)
照(試合の時より髪…伸びてたな。肩よりちょっと長くなってた気がする)
照(というか、全国大会以来か……直に会ったのは)
照(一見儚げな感じするのに、中身はとても強い人だ……。準決勝では本当に手ごわかった)
照(外見のイメージからすると、てっきりボケの印象だったが…さすが大阪というべきか……意外にもツッコミだったな)
照(大阪人て元気で楽しそうだ)
照(…………怜)
照(怜に会いたい)ｳﾙ
103 ：まっつー ：2012/08/10(金) 01:33:55.63 ID:xSn0vAcAO
照(あ、マズい泣きそう)ｳﾙｳﾙ
照「……御手洗い行ってくる……」
ガタッ
ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
ガチャ
怜「 わ 」
照「 え 」
怜「急に開けんといてー、びっくりしたやん」
照「」
104 ：まっつー ：2012/08/10(金) 01:45:19.68 ID:xSn0vAcAO
菫「 !？ 千里山の園城寺！」ｶﾞﾀｯ
淡「へ？ 誰？」ﾓｷｭﾓｷｭ
怜「あ、どうもこんにちはです。すんません突然」ﾍﾟｯｺﾘﾝ
菫「千里山のエースが、いったい何用で？」
渋谷(お礼参りｷﾀｰ) ｽﾞｽﾞ
怜「あ、いやちょっとこちらの宮永さんに用事があって」
菫「照に？」
照「」
怜「ちょっと借りて行きますね」ｶﾞｼｯ
ｽﾞﾙｽﾞﾙ
ﾊﾞﾀﾝ
亦野「宮永先輩が拉致された」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
淡「え？…え？」
106 ：まっつー ：2012/08/10(金) 01:58:09.65 ID:xSn0vAcAO
―――――――――――――――――――――――――――
ｽﾞﾙｽﾞﾙ
怜「ちょい宮永さん、いい加減帰って来てー。ウチ病弱やし、けっこう引きずって歩くのきっついんよ」ﾊｧ
照「 はっ 」
照「……怜」
怜「うん。ウチやで」ﾆｺ
照「怜」ｳﾙ
怜「うん」ﾆｺﾆｺ
照「って、なんでここに!?」
怜「おそっ」ｽﾞｺｰ
107 ：まっつー ：2012/08/10(金) 02:12:51.21 ID:xSn0vAcAO
怜「まあ、とりあえず一旦帰りましょ」
照「え？ 帰るってどこへ？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜「アンタの家に決まっとるやろ。話はそれからや」
照「あ、ああ」
――――――――――――――――――――――――――――
照自宅
ﾊﾞﾀﾝ
怜「……さて」
照「怜…」ｳﾙ
怜「アンタなんで何も言わんといなくなったん」
照「へ」
怜「まぁ、正確には…竜華によろしくお願いしますとかって言うて帰りはったらしいな」
照「う。あ、ああ」ｼｭﾝ
108 ：まっつー ：2012/08/10(金) 02:31:41.58 ID:xSn0vAcAO
怜「……寂しかったんやで」
照「！」ﾄﾞｷｯ
照「でも……」
怜「竜華の事、気にしとるん？」
照「……」
怜「この」ｽｰ
怜「どアホっ!!」
照「っ」
怜「竜華は確かにウチにとって大切な人や」
怜「でも、なんていうんか……そういうんやのうて、だからつまり」
109 ：まっつー ：2012/08/10(金) 12:49:53.66 ID:xSn0vAcAO
怜「竜華の事は好きやけど……ドキドキしたりはせーへん。そうやな、うん家族みたいな感じなんかな」
照「家族…」
怜「そばにいて当たり前の存在っちゅーか。支え合うのが自然に思える」
怜「とにかく、竜華は竜華なんよ。分かった？」
照「あ、あぁ」ｺｸﾝ
怜「分かればえぇ」
照「……」ｼﾞｯ
怜「…ん」
照「………」ｼﾞｯ
怜「な、なんや人の顔じっと見つめて」
110 ：まっつー ：2012/08/10(金) 13:07:26.28 ID:xSn0vAcAO
照「……怜がしゃべってるなーって思って」
怜「へ？」
照「いや……幽体とばっかりだったから。直に怜と話すのって初めてな気がする」
怜「あ……そうかも。アンタはウチの事、見えへんかったんやもんな」
怜「試合中も、会話なんて交わさんかったし」
照「うん、だからちょっと変な感じ」ｼﾞｰｰ
怜「そうか、なんや急に恥ずかしなって来たわ」ｶｧ
照「…」ｼﾞｰｰ
怜「ど、どう？」
照「え？」
怜「ん、いや、実際普通に会ってみて」
照「そ、そうだな……」
怜「うん」
照「か、可愛い」ｶｧ
怜「なあっ!?」ｶｧ
111 ：まっつー ：2012/08/10(金) 13:16:54.97 ID:xSn0vAcAO
怜「な、なななにを言うてんの。かっ可愛いって//」ｶｰ
照「なんか……小さくて可愛い」
怜「小さいて、アンタと大して変わらんやん」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
照「身長はそうだけど……なんか小動物みたい」
ｽｯ
怜「ふあ!?」ﾋﾞｸｯ
照「髪もふわふわ」
ﾅﾃﾞ
怜(て、天然や。この人、分かってたけど天然や)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
112 ：まっつー ：2012/08/10(金) 13:32:50.75 ID:xSn0vAcAO
照「そういえば、いつ東京に着いたの？」
怜「来たばかりや。着いてすぐ白糸台に向かったから」
怜「昨日退院して、一応明後日から学校にも行く予定。 大阪出る時、竜華をまくのに時間くったわ」
照「そうか(清水谷さんも苦労が絶えないな)」
怜「アンタにどうしてもちゃんとお礼が言いたくて」
怜「ずっと意識不明だったウチを助けてくれたんはアンタや」
怜「ホンマにありがとう」ﾍﾟｯｺﾘﾝ
照「怜……」
113 ：まっつー ：2012/08/10(金) 13:57:18.56 ID:xSn0vAcAO
怜「これをどうしても伝えたかったんや」
照「私はなにもしていないよ。怜が怜自身の強さで道を開いた」
怜「強い？ ウチめっちゃ病弱やで」
照「準決勝も、とても手ごわかった。私が何度もへし折ろうとしたのに、最後まで折れずに立ち向かって来た」
怜「ごっつ必死こいとったもん。死ぬ気でってああいう事やんな」
照「アナタは強い」
怜「チャンピオンに誉められたら素直に嬉しいわ」ﾃﾚ
115 ：まっつー ：2012/08/10(金) 15:48:30.10 ID:xSn0vAcAO
―――――――――――――――――――――――――――――
ｶﾞﾁｬ
怜「ふい～～」
怜「えぇお湯だったで。おおきに」ﾎｶﾎｶ
照「いや…。しかし本当に勢いだけで来たんだな。泊まるところも決めずに来るとは」
怜「まあな。ほらウチって何気に無茶するタイプやん」ﾃﾍ
怜「しかし、前から気になってたんやけど、お母さんはずっと留守なん？たしか２人で住んでんのやろ？」
照「ああ。看護師でな。夜勤とかでよく家をあけるんだ」
怜「ふ～ん」
照「……？」
怜「そろそろ寝ようや。ウチさすがにちょっと疲れてもうた」ﾌｧ
116 ：まっつー ：2012/08/10(金) 16:05:53.72 ID:xSn0vAcAO
照「そうだな。では」ｽｸｯ
ﾄﾀﾄﾀ
ｼｷｼｷ
怜「……何やっとんの？」
照「？ 布団をひいてるんだが」ｾｯｾｯ
怜「いやいや」
照「寝るんだろ？」ｾｯｾｯ
怜「そうじゃなくって」
照「？」ｾｯｾｯ
怜「一緒に寝たらええやん」
照「！？ それはダメだ」
怜「なんで？ この間まで一緒に寝とったやん」
照「あ、あれはアナタの姿が見えなかったから」ｱﾀﾌﾀ
怜「アンタはそうかもしれんけど、ウチからしたら何も変わらんのやけど」
照「と、とにかく今日はダメだ」
怜「やーや、やーや。一緒がええ。一緒に寝るう」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
照「こ、こら暴れるな」
怜「せっかく大阪から来たんやでー、他人行儀に別々の布団でなんてウチ心細いやーん」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
照「う……んんん」
117 ：まっつー ：2012/08/10(金) 16:17:05.08 ID:xSn0vAcAO
怜「えへへ。なんか久しぶりやね」ﾓｿﾞ
照「あ、ああ」
怜「なんでカベ向いてんの？」
照「別に」ﾓｿﾞ
怜「こっち向いてーな」
照「……」
怜「照？」
照「……ん」ﾓｿﾞ
怜「あ、名前呼んだら向いてくれた」
照「う…」
怜「へへ。照ぅ」ｽﾘ
照「あ、あんまりくっつかないで」
怜「照ぅ 照ぅ」ｽﾘｽﾘ
照「んぐぐぐ///」
119 ：まっつー ：2012/08/10(金) 16:25:05.13 ID:xSn0vAcAO
怜「腕枕して？」
照「そ、それは無理」
怜「なんで？前はやってくれた」
照「だ、だから…前は姿が見えなかったから」
怜「こんだけくっついてたら、もはや関係ないやん」ｷﾞｭ
照「ちょ ちょっと待って////」ﾄﾞｷﾏｷﾞ
怜「ウチ、退院したばっかやろ？なんかちょっと心細いんよ。誰かに頼りたい気分なんよ」
照「う…………………………………分かった」
怜(この人、相変わらずやな)
120 ：まっつー ：2012/08/10(金) 16:32:36.97 ID:xSn0vAcAO
ｸﾞｲ
怜「わ」
照「……これでいい？」
怜「うん……気持ちええ。めっちゃ安心する」ｳｯﾄﾘ
照「…」
怜「…」
照(ヤバい、凄まじく良いニオイがする)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜(照の心臓の音聞こえる……めっちゃドキドキいっとる)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
121 ：まっつー ：2012/08/10(金) 16:41:42.16 ID:xSn0vAcAO
怜「ん」ﾓｿﾞ
照「！！！」ﾋﾞｸｯ
怜「あ、ごめん」ﾄﾞｷ
照「い、いや。問題ない。そう問題ない問題ない」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜(こ、これは)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
照・怜((絶対寝れない))ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜(心臓の音……さらに早よなった)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜(ウチと一緒にいて、ドキドキしてくれてるんか……)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜(なんやろ、めっちゃ嬉しいわ)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜(やっぱりウチ……この人の事……)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
122 ：まっつー ：2012/08/10(金) 16:57:53.65 ID:xSn0vAcAO
怜「……」ｼﾞｯ
照「な、なに？(あんまり見ないで)」ﾁ､ﾁｶｲ
怜「あ、あんな？」
照「うん(あばばば)」ﾁｶｲﾁｶｲﾁｶｲﾁｶｲ
怜「う、ウチ……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
照「と、怜(息がっ 息がああああああ)」ﾁｶｲﾁｶｲﾁｶｲﾁｶｲﾁｶｲﾁｶｲﾁｶｲ
チュ
怜「…ん」
照「……」ﾁｰﾝ
123 ：まっつー ：2012/08/10(金) 17:10:57.20 ID:xSn0vAcAO
怜「……ん」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜「っぷは(き、キスしてしもた……)」
怜「て、照？」ﾁﾗ
照「」ﾁｰｰ--ﾝ
怜「ウソやん!？」
怜「照っ！照～!! しっかりしてやーー!!」
ﾕｯｻﾕｯｻ
照「」
怜「せめて告白聞いてー！」
怜「宮永照が大好きやー!!」
カン
エロなしエンド
131 ：まっつー ：2012/08/10(金) 22:20:15.08 ID:xSn0vAcAO
ﾕｯｻﾕｯｻ
怜「照ぅ～、しっかりしてやー」
ﾕｯｻﾕｯｻ
照「はっ」ﾊﾞｯ
怜「照っ！ 良かった……気が付いたんか」
照「…怜……」ﾎﾟｹ
怜「て、照……あの」
照「……………あ//」
怜「ウチ…ごめん、突然あないな事して」
怜「わ、忘れて……！」ﾊﾞｯ
ガシッ
怜「へ？」
照「ま、待って」
怜「……うん」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
132 ：まっつー ：2012/08/10(金) 22:25:50.87 ID:xSn0vAcAO
照「とりあえず、はい」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
怜「 ？ 」
照「う、腕枕」ﾃﾚ
怜「あ… う、うん」ｲｿｲｿ
ﾓｿﾞﾓｿﾞ
ﾋﾟﾄ
照「…」
怜「…」
怜(照…すごいドキドキしとる)ﾄﾞｷ
133 ：まっつー ：2012/08/10(金) 22:38:21.75 ID:xSn0vAcAO
照「え…と」
怜「は、はい」ﾄﾞｷ
照「……」ｽｰﾊｰ ｽｰﾊｰ
照「怜と別れて１人で東京に帰って来て」
怜「…」
照「いつもの生活に戻って。 最初は平気だったのに」
照「だんだん胸の辺りがモヤモヤしてきたんだ」
怜「…」
照「心にぽっかり穴が開いたような……なにか暗闇に引っ張られるみたいな」
照「それが日に日に強くなって、とても苦しかった」
134 ：まっつー ：2012/08/10(金) 22:53:44.58 ID:xSn0vAcAO
照「気が付くと、怜を想ってた」
怜「…」ﾄﾞｷ
照「夜寝る時、目をつぶると怜の感触を思い出すんだ」
照「でもアナタはいなくて」
怜「…」
照「すごく寂しい気持ちになった」
照「だから、会えた時は涙が出そうになるくらい嬉しかった」
怜「照……」
照「怜……私は」ｸﾞ
怜「うん」
照「えっと……わっ私は」ﾝｸﾞｸﾞ
怜「うん…」
照「……うぅ」ｳﾙｳﾙ
怜「……」ｽ
チュ
照「 ！？ 」ﾄﾞｷ
怜「………………キスして？」
照「……うん」
135 ：まっつー ：2012/08/10(金) 23:13:12.86 ID:xSn0vAcAO
怜「……ん…ﾁｭ」
照「…ん」
チュッ
チュク
怜「…はっ…ん」
照「…んん…ふぁ」
チュバ
チュッ
照「ぷは。……怜…舌入れてもいい？」ﾊｱﾊｱ
怜「あ、アホ。そないな事はな、いちいち確認しなくてもええんやで」ﾊｧﾊｧ
照「そ、そうか。分かった」ｽｯ
怜「ん……………んふぁ(あ…入って)」ﾄﾞｷ
にゅる
照「ん……んっ(怜の舌見つけた)」ﾄﾞｷ
レロっ
チュバ
136 ：まっつー ：2012/08/10(金) 23:25:27.40 ID:xSn0vAcAO
照「はあっはあっ……ん…ふぁ…んっ(怜の舌、すごく絡み付いてくる)」
チュ
レロっ
怜「は、ふあっ……んんん(と、止まらん)」
チュッ
ニュチュ
ｻﾜ
怜「ふあっ！」ﾋﾞｸﾝ
照「っごめん」
怜「はぁはぁ…だ、大丈夫。びっくりしただけやから」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
照「うん……えっと…胸触っても」ﾄﾞｷﾏｷﾞ
怜「だから、聞かなくても大丈夫やって」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
137 ：まっつー ：2012/08/10(金) 23:40:45.09 ID:xSn0vAcAO
照「はぁはぁ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ｽ
さわさわ
怜「ん……も、もう少し強くても大丈夫」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
照「うん……(柔らかい)」ﾊｧﾊｧ
もみもみ
怜「っん」ﾋﾞｸﾝ
照「怜……(柔らかいし、なんか…思ったより大きい)」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜「あっんん…(気持ちええ…かも)」ﾋﾞｸﾝ ﾋﾞｸﾝ
怜「はぁはぁ…。照、キスも……して」ﾋﾞｸﾝ
照「あ、ああ……ん」
チュ
レロっ
もみもみ
138 ：まっつー ：2012/08/10(金) 23:51:24.63 ID:xSn0vAcAO
ﾌﾟﾁﾌﾟﾁ
ﾊﾗｯ
怜「あ、あんま見んといて」ｷｭ
照「すごく…綺麗だ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ｻﾜ
怜「っん」ﾋﾞｸﾝ
チュバ
レロ
照「ちゅっちゅば(あ、立ってきた…)」
怜「あんっ、ふあっ」ﾋﾞｸﾝ ﾋﾞｸﾝ
139 ：まっつー ：2012/08/11(土) 00:05:24.63 ID:EsdSJ/3AO
照(……怜のおへそ)ﾊｧﾊｧ
ﾁｭｰ
怜「んあっ。くすぐったい//」
照「ふふ。なんか可愛くて」ﾊｧﾊｧ
怜「な、なにそれ//」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
照「怜……足…開いて」ﾊｧﾊｧ
怜「……ん」ﾓｼﾞ
照「す、すごい濡れてる」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜「っ!? もう！アホっどアホっ」ｶｧ
ﾎﾟｶﾎﾟｶ
照「ご、ごめん」ｲﾀｲ
140 ：まっつー ：2012/08/11(土) 00:15:49.06 ID:EsdSJ/3AO
ｽｯ
にちゃ
怜「あんっ」ﾋﾞｸﾝ
ぬちゃ
怜「んあっ」ﾋﾞｸﾝ
照「ﾊｧﾊｧ 怜…可愛い」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜「アホ……恥ずかしくて死にそうや」ﾊｧﾊｧ
148 ：まっつー ：2012/08/11(土) 21:11:36.76 ID:EsdSJ/3AO
怜「て、照……、ウチおかしくなってしまいそうや」ﾊｱﾊｱ
照「だ、大丈夫。そのまま足開いてて」ﾊｱﾊｱ
ﾇﾁｬ
怜「ふあっ」ﾋﾞｸｯ
ｸﾞﾁｭ
怜「ひゃあんっ」ﾋﾞｸﾋﾞｸﾝ
照「す、すごい……怜のここ。すごいことになってる」ﾊｱﾊｱ
怜「……あ、あの…もうウチ//」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
149 ：まっつー ：2012/08/11(土) 21:17:51.19 ID:EsdSJ/3AO
照「…ん？」ﾊｱﾊｱ
怜「あ、あの……」ﾓｼﾞ
照「なに？」
怜「そ、その……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ
照「…」
怜「照が………照と…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ
照「私と？」
怜「…………………い、一緒に…な、なりたい」ｶｧ
照「」
150 ：まっつー ：2012/08/11(土) 21:23:06.84 ID:EsdSJ/3AO
照「………つまり？」
怜「へ!? やから……その、照が…」ｶｧ---
照「私が？」
怜「ほ………欲しい」ﾊﾞｸﾊﾞｸ
照「」
怜「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
照「そこもうちょっと具体的に」ｷﾘ
怜「」
151 ：まっつー ：2012/08/11(土) 21:28:04.68 ID:EsdSJ/3AO
怜「だっだから」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
照「うん」
怜「い…………………………………入れて？//」ﾓｼﾞ
照「き た こ れ」
152 ：まっつー ：2012/08/11(土) 21:35:34.85 ID:EsdSJ/3AO
怜「へ？ なんて？」ﾊｱﾊｱ
照「いや、なんでもない」ｷﾘｯ
ｸﾞｲｯ
怜「ひゃ」ﾄﾞｷ
照「怜……痛かったら言って」
ﾇﾁｬ
怜「んんっﾊｱﾊｱ わ、分かった」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ
クチュ
ググッ
怜「っ」ｷﾞｭｯ
ずちゅ……
怜「く…うっ」ｷﾞｭｳ
ずぷっ……
照「……全部入った」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
154 ：まっつー ：2012/08/11(土) 21:42:05.61 ID:EsdSJ/3AO
照「大丈夫？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜「ん……なんとか」ﾊｧﾊｧ
照(す、すごい。ヌルヌルして……あったかい)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ぐちゅ
怜「あああんっ」ﾋﾞｯｸﾝ
照「！？」ﾄﾞｷｯ
怜(うぅ、めっちゃ声出てもうた)ｶｧ
照(頑張れ私の理性)ﾊﾞｸﾊﾞｸ
155 ：まっつー ：2012/08/11(土) 21:51:52.90 ID:EsdSJ/3AO
怜「はぁはぁ…もう大丈夫やから」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ
照「分かった」
ｸﾞ
ずちゅ
ぬちゃ
怜「はんっ」ﾋﾞｸﾝ
ずぷっ
ぐぷっ
怜「あっん」ﾋﾞｸﾝ
ｽﾞｯﾁｬ ﾇｯﾁｬ ｽﾞｯﾁｬ ﾇｯﾁｬ
ｸﾞｯﾌﾟ ﾆｭｯﾁｬ
照「はあっはあっ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ｸﾞｯﾁｬ ﾇｯﾌﾟ ｽﾞｯﾁｬ ｽﾞｯﾌﾟ
ｸﾞｯﾌﾟ ﾇｯﾁｬ ｽﾞｯﾌﾟ ﾇｯﾁｬ
怜「ふあっん」ﾋﾞｯｸﾝﾋﾞｯｸﾝ
156 ：まっつー ：2012/08/11(土) 22:00:41.57 ID:EsdSJ/3AO
ぬちゃ…
照「はぁはぁ… 怜。四つん這いになって」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜「ふえっ？」ﾊｧﾊｧ
照「…」ｷﾘﾘ
怜「な……//」
照「…」ｷﾘﾘ
怜「…………うん」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ｺﾞｿｺﾞｿ
怜「こ、これでええの？」ﾁﾗｯ
照「」ｸﾗ
157 ：まっつー ：2012/08/11(土) 22:11:52.63 ID:EsdSJ/3AO
照「う、後ろから入れてみる……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜「えぇ!?(ウチ初めてやのに//)」
ｽ
ぬちゅ
怜「くうっ」ﾋﾞｸﾝ
ずぷ……ぬぷぷ…
照「ど、どう？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜「どっどう言われても」ﾊｧﾊｧ
照「…」ｷﾘｯ
怜「さ、さっきとは別のところに当たってるのが分かりますです」ﾄﾞｷﾏｷﾞ
照「そう……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
158 ：まっつー ：2012/08/11(土) 22:18:03.49 ID:EsdSJ/3AO
ｽﾞ
ずぷんっ
怜「ひああっっ」ﾋﾞｸﾝ
ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ
怜「ちっ ちょっ あんっ」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ
照「はぁっはぁっ」
ぱんっ ぱんっ ぱんっ
怜「いやっ やんっ 待って、激し」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｯｸﾝ
159 ：まっつー ：2012/08/11(土) 22:27:11.58 ID:EsdSJ/3AO
ﾋﾟﾀ
照「はぁっはぁっはぁっ(いかんいかん)」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
怜「……あ、アホ……ウチ病弱やのに」ｸﾀ
照「ご、ごめん」ｼｭﾝ
怜「な、なあ。ウチ、照と抱き合いたい」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
照「分かった」ｺｸﾝ
ﾓｿﾞﾓｿﾞ
ﾖｲｼｮ
ｷｭ
怜「うん。すごく落ち着くわ」
照「ああ」ｷﾞｭｳ
160 ：まっつー ：2012/08/11(土) 22:39:19.46 ID:EsdSJ/3AO
怜「照……キスして？」
照「ん…」ﾁｭ
怜「ん、ん…ふぁ」ﾚﾛ
ｽ
ずぷっ
怜「っん」ﾋﾞｸﾝ
ｽﾞ
ｽﾞｯﾌﾟ
怜「あんっ」ﾋﾞｸﾝ
ｸﾞｯﾌﾟ
ﾇｯﾁｬ ﾇｯﾌﾟ ｽﾞｯﾌﾟ ｸﾞｯﾁｬ
怜「照ぅ！ 照ぅ！」ﾊｧｯﾊｧｯ
ﾊﾟﾝｯ ﾊﾟﾝｯ ﾊﾟﾝｯ ﾊﾟﾝｯ ﾊﾟﾝｯ ﾊﾟﾝｯ
照「はぁっはぁっ怜っ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ﾊﾟﾝｯ ﾊﾟﾝｯ ﾊﾟﾝｯ ﾊﾟﾝｯ
怜「照っ もう、ウチ……あっ あーーーーーーーーー」
161 ：まっつー ：2012/08/11(土) 22:50:25.30 ID:EsdSJ/3AO
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
ﾁｭ
怜「……ん」ﾊﾟﾁ
照「怜…」
ﾁｭ
ﾁｭｯ
怜「ん……照」
ﾁｭｳ
照「なに？」
ﾁｭｯ
怜「好きやで？」
ﾁｭｳ
照「…うん」
怜「ウチのこと好き？」
照「好き」
ﾁｭ
カン
1000 ： 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 ： 2099/12/2(木) 01:17:55.48 ID:wQp+XCId0 PS3「第2次スパロボOG」 最新の第3弾PV公開！クスハとアリエイルの乳揺れ確認！カットインが全員カッコ良すぎぃ！ 【アクセルワールド】 黒雪姫先輩のセクシー添い寝シーツ＆マウスパッドなどが付属する「電撃G’s Festival」発売決定！ 【画像】コードギアスのキャラはなぜあんなにエロいのか… 【けいおん!】りっちゃんって年々女っぽくエロくなっていってるよね… じょしらくのマリーさんはなぜあんなに可愛いの？ 無免許運転でﾀｲﾎされたｗｗｗｗｗ訳わからんｗｗｗｗｗｗ 【閲覧ガチ注意】この大学サークル、マジキチすぎるだろ・・・・・・ 24時間テレビをノーギャラにしろとか言っている奴がいるが・・・
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