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名コメンテーター前川清、達者な話術で笑い
歌手の前川清（６４）、女優の酒井和歌子（６３）、山田優（２８）らが２８日、映画「旅の贈りもの 明日へ」（１０月１３日福井先行上映、１０月２７日全国公開）の完成披露試写会に出席した。
定年を迎えた男が約４０年前の初恋を見つけるために思い出の地、福井へと向かう物語で、３２年ぶりの映画出演になる前川は初主演という大役に挑んだ。
「全部で苦労しました。（映画出演の）気持ちがないんです」とストレートにぶっちゃけ、「カチンコの雰囲気が嫌いです。（舞台の）芝居の時はお客さんが笑ってくれたりしますが、そういったものがない。役者さんってつらい、大変だな、歌い手でよかったなと思いました」と笑いを誘った。
アウエーの現場だという感覚をたっぷりと味わったが、酒井の俳優＝前川評は「やさしいし、ほわっとした温かさが出ている」。演技指導に関しては「ないです。していません」と否定したが、前川がすかさず「何となく目では言っていました。役者を甘く見るな、と」と無言の指導を感じたことをネタっぽく話すと、酒井は大爆笑だった。
酒井といえば、前川のお笑いの師匠・萩本欽一（７１）の憧れの女性で、共演することを事前報告すると「お前いいな、いいな、と言われました」と前川。「温和でかわいいのですが、すごくおっちょこちょいで、憧れる人ではないですと欽ちゃんに伝えたいと思います」とユーモアたっぷりに語り、達者なトーク術を見せつけた。
さえる話術で、騒動の渦中にある歌手仲間の小林幸子（５８）に関しては「幸ちゃんね、幸ちゃん、ご苦労さま。どっちが悪いかどうか分かりませんが、個人的には頑張ってもらいたい。うまい具合に元のさやに収まることができたら」とコメント。取材陣が別の渦中にいる美川憲一（６６）に関する話題を振ると、嫌な顔することもなく「僕の場合は、（紅白に）２～３年前から出ていませんが、入れ替わりというか引き際だった。幸ちゃんと美川さんは（衣装）対決があったじゃないですか。（また）見たいじゃないですか」とエールを送った。
山田は、女性誌に夫の小栗旬（２９）とのそば店でのけんかが報じられた直後。事実確認する取材陣に「けんか、してないですよ」と笑顔で一蹴。「残念ながらネタがなかったのかな」とＣＭ張りに“余裕のゆうちゃん”でかわした。