グーグル:サムスン訴訟、大半の特許はアンドロイドと関係せず
8月27日(ブルームバーグ):米グーグルは、韓国のサムスン電子が米アップルの特許を侵害したとの連邦地裁陪審の評決について、大半の特許は、携帯端末に搭載されるグーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」の中核部分には関係ないと指摘した。
グーグルは電子メールで26日配布した発表資料で、「連邦高裁は特許権侵害と特許の範囲の正当性の両方を審理することになろう」とし、「大半はアンドロイドの中核部分には関係がない。何点かについては、特許商標庁(PTO)が再精査している」と指摘した。
サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、トニ・サコナギ氏は27日付の調査リポートで、「今回の評決はアンドロイドの業界収益構造に対するアップルの大きな勝利だ」と指摘。評決は「アップルの法廷戦略を勢いづかせる公算が大きい」と述べた。
また同氏は、数カ国で展開している訴訟は最終的に、アンドロイドの携帯電話メーカーが1台当たり3-25ドル(約240-1970円)の特許使用料をアップルに支払うか、あるいは侵害した特許への対処を迫られ、「特許の一部については競合製品の外観や手触りを多少変更すること」につながるかもしれないとの見方を示した。
原題:Google Says Most Claims in Samsung Case Not Tied toAndroid (3)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:サンフランシスコ Brian Womack bwomack1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Tom Giles tgiles5@bloomberg.net
更新日時: 2012/08/28 09:37 JSTニュース一覧
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