社会

鹿角市のクマ 阿仁熊牧場に移動へ
(秋田県)
北秋田市が八幡平クマ牧場の27頭のクマ、全てを引き受ける意向を示したことについて佐竹知事は、来年春に引き受けのための改修工事を行い、冬の前までには阿仁クマ牧場へクマを移したいという考えを示しました。鹿角市の八幡平クマ牧場では、ことし4月、従業員2人が逃げ出したクマに襲われて死亡する事故が起きています。その後、牧場の経営者が牧場を閉鎖する意向を示したため、残された27頭のクマの処遇が問題となっていました。これについて北秋田市の津谷永光市長は、先週、受け入れに向けた施設の改修費用など、県の支援が受けられるのであれば、27頭すべてを阿仁熊牧場で引き受ける考えを示していました。佐竹知事は、県が改修費用を負担する考えを示した上で、来年春から工事に取りかかり、冬前にはクマを移動させたいという考えを示しています。この問題については、これまで茨城県の動物園がヒグマの受け入れが可能だと  回答していましたが、佐竹知事は移送費用などを考えると、全て阿仁熊牧場で引き取ってもらうのが望ましいと話しています。
[ 8/27 19:57 秋田放送]