東日本大震災:がれき「安全性確保できる」 県、伊賀の市民団体に回答 /三重
毎日新聞 2012年08月28日 地方版
東日本大震災によるがれきの広域処理問題で、伊賀市の住民グループなどが提出したがれきの県内持ち込みに反対する要望書に対し、県は「県のガイドラインの基準値で処理すれば安全性は十分に確保できる」と回答した。
廃棄物問題ネットワーク三重(吉田ミサヲ代表)など27団体と個人が8日、持ち込まないように要望していた。
回答書は鈴木英敬知事名で24日付。「災害廃棄物の安全性を説明し、測定データを示して安心感の醸成に努める」としている。
県は環境省から岩手県久慈市のがれき2000トンについて処理の要望を受けている。回答書に対し、住民グループ側は「回答は結論しか示されておらず、その根拠を示すように求める必要がある」とコメントした。【花牟礼紀仁】
〔伊賀版〕