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択捉島・焼山が大噴火 ビザなし訪問団確認

(08/28 07:12)

大規模な噴火で焼山から上がる噴煙=26日午後6時5分ごろ、択捉島内岡

大規模な噴火で焼山から上がる噴煙=26日午後6時5分ごろ、択捉島内岡

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 【根室】北方領土ビザなし交流の専門家枠で択捉島を訪れていた火山専門家訪問団が27日、根室に帰港して記者会見した。16日に小噴火した同島の活火山、焼山(やけやま)(1158メートル)で25、26の両日、大規模噴火を確認し、火山活動が活発化しているとの見方を示した。

 火山専門家訪問団は中川光弘北大教授(火山学)を団長に、道の津波浸水予測図作成の中心となった笠原稔北大名誉教授ら6人。

 訪問団によると、焼山は両日、噴煙が上空4千〜5千メートルに達する大規模噴火を1回ずつ、噴煙数百メートルの小噴火も計3回確認した。島最大の町、紗那は焼山から北へ約25キロ離れており、降灰が想定された以外に現時点では被害が及ぶ可能性は低いとみている。<北海道新聞8月28日朝刊掲載>

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