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空き家を強制的に取り壊せる条例案
8月28日 6時1分

空き家を強制的に取り壊せる条例案
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埼玉県蕨市は、適正に管理されていない空き家が、周囲に危険を及ぼすおそれがあるとして、市が強制的に取り壊すことができるとする条例案をまとめました。

蕨市では、長年空き家のまま放置されている住宅について、治安の悪化につながったり災害時に倒壊したりするおそれがあるとして、その対策を盛り込んだ条例案をまとめました。
条例案では、空き家の状態が危険だと市の調査で認めた場合、所有者に対して取り壊しや補強などの措置を取るよう助言や勧告それに命令ができるとしています。
また、定められた期限内に正当な理由がなく命令などに従わない場合、所有者の情報を公開したうえで、市が行政代執行で強制的に取り壊すことができるとしています。空き家に関して行政代執行を盛り込んだ条例は、埼玉県内では初めてだということで、蕨市は来年度からの施行を目指して議会に提案することにしています。
蕨市の頼高英雄市長は、「空き家に対し、市民からも不安の声が多く寄せられるようになり、災害時などに備え早期に対策を進めたい」と話しています。

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