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【経済】

大飯4号 営業運転

 七月に再稼働した関西電力大飯原発4号機(福井県おおい町)が十六日、経済産業省原子力安全・保安院の定期検査に合格し、調整運転から営業運転に移行した。東京電力福島第一原発事故後、定検で停止した原発の営業運転は、三日の大飯3号機に続いて二基目。

 暫定的な安全基準の下で政府が進めた大飯3、4号機の一連の再稼働作業はこれで完了したことになるが、保安院は九月に予定されている原子力規制委員会の発足まで「特別な監視体制」を続けるとしている。大飯4号機は昨年七月に定検のため停止。今年七月に再稼働し、既に関西地方に電力を供給しているが、名目上は定検の最終段階に当たる調整運転中だった。

 保安院は十六日早朝から、中央制御室で原子炉や発電機などの状態を点検。いずれも安定しており運転に問題がないと確認し、福井、滋賀両県とおおい町の担当者の立ち会いで関電に定検の終了証を交付した。

 

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