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人間国宝に決まった歌舞伎俳優・坂東玉三郎(62)が27日、都内で行われた坂東玉三郎特別公演「日本橋」(12月3日初日、東京・日生劇場)の製作発表に出席した。
25年ぶりとなる今作で演出も手がける玉三郎は、今年から芸術監督を務める太鼓芸能集団・鼓童に一昨年まで所属していた新人女優の斎藤菜月(27)を抜てき。自身が演じる芸者の弟子役に起用する。
鼓童在籍時の06年に初共演した斎藤の純粋さを評価する玉三郎は「女性として、いい意味で自意識がない。初舞台で演技はつたないものが多いと思うが、寛容にご覧頂きたい」と話した。
玉三郎から電話で出演要請された斎藤は「間違い電話かと思った。最初は(芝居が)できるかできないかを考えてて、自分には難しいと思っていた。(その後)舞台からの景色を見たいかどうかに考え方が変わり、やらして頂くことを決意した」と心境を明かした。
(デイリースポーツ提供)
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