「うどん県」香川:県内に次々「てぶくろ市」や「いりこだ市」
2012年08月27日
日本手袋工業組合の大原正志事務局長によると03年、合併により東かがわ市となる前、当時の合併協議会が新市名を公募したところ、「てぶくろ市」という案も寄せられたという。「活性化のためにはインパクトが必要」と語る大原事務局長。「改名要望」に対し、藤井市長は「市民も納得しているだろうし、前向きに取り組みたい」と、愛称活用に積極的な姿勢を見せている。
一方、特産品の知名度が先行する形となっているのが「骨付鳥市」。丸亀発祥の名物料理、骨付鳥については、市内の専門店を案内する地図を作成するなど、これまでも官民挙げた活発な活動を展開してきた。
昨年12月には丸亀市が市の宣伝も兼ねて「骨付鳥市」の愛称を採用。マスコットキャラクターの開発などを通して定着を図っているが、骨付鳥に比べ、愛称の知名度はまだ低いのが現状だ。市産業振興課の和泉元治主査は「骨付鳥にあやかって市の知名度を上げたいが、丸亀との結び付きをどうアピールするかが課題だ」と話す。