「うどん県」香川:県内に次々「てぶくろ市」や「いりこだ市」
2012年08月27日
◇てぶくろ市/骨付鳥市/いりこだ市/とうがら市
手袋、骨付鳥、いりこ、唐辛子……。大反響を呼んだ香川県の「うどん県」キャンペーンに触発され、特産品の名を冠した愛称を命名する動きが県内各市に広がっている。知名度アップや特産品のPRが目的だが、うどん県ほどのインパクトがあるのか、効果は未知数だ。【浜名晋一】
「県内外に知名度を広げるため、『てぶくろ市』改名を提案申しあげます」。東かがわ市に事務局を置く日本手袋工業組合と市商工会は先月12日、市内で藤井秀城市長に「てぶくろ市改名要望書」を提出した。もちろん「改名」は話題作りのためのジョーク。生産シェアが全国の9割を占めるという特産品の手袋を市の愛称として活用してほしいとの要望だ。
市商工会青年部が中心となり昨年末、プロジェクトがスタート。これまで「うどん県」の動画をパロディー化したPR動画を制作し、インターネットのサイト「ユーチューブ」に投稿するなどしてきた。青年部の金地晋太郎部長は「市内にある高速道路のインターチェンジは『白鳥大内』や『引田』。人口減が進む中、県内外から人を呼ぶためにも、『東かがわ市』の知名度を上げたかった」と狙いを語る。