台風15号 暴風や高波など警戒を8月27日 11時32分
強い台風15号は、沖縄の北の海上を北西へ進んでいます。
現在も沖縄・奄美が暴風域に入っていて、気象庁は、暴風や高波などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁の発表によりますと、強い台風15号は、27日午前11時には東シナ海の海上を1時間に20キロの速さで北北西へ進んでいるものとみられます。
中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心の北東側300キロと南西側260キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。
現在も沖縄本島の北部と奄美地方が暴風域に入っていて、鹿児島県の沖永良部島では午前9時50分に34メートルの最大瞬間風速を観測しました。
沖縄・奄美では、昼すぎにかけて最大風速28メートル、最大瞬間風速40メートルの暴風が吹き、九州では28日にかけて、最大風速23メートル、最大瞬間風速35メートルの非常に強い風が吹く見込みです。
また、沖縄・奄美や九州の沿岸では9メートル以上の猛烈なしけが続き、西日本や東日本の太平洋側でも、うねりを伴って波が高くなると予想されています。
沖縄県と鹿児島県の奄美大島では、これまでの雨で土砂災害の危険性が高くなっている地域があります。沖縄・奄美では、このあとしばらくの間、九州南部では27日夜にかけて、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあり、28日昼までに降る雨の量はいずれも多いところで▽九州南部で250ミリ、▽九州北部と沖縄本島地方で200ミリと予想されています。
気象庁は、沖縄・奄美では暴風や高波、低い土地の浸水、それに、土砂災害などに警戒するとともに、九州でも強風や高波、土砂災害などに十分注意するよう呼びかけています。
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