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2006.08.13
初恋/中原みすず
きっかけはこの記事にコメントを頂いたことだ。
ブログに書いたときも既に読んでからかなり時間が経っていたのだが、
好きな本だったので記事にしておきたかったのだ。
「初恋」というタイトルに改題され、そして著者名もまったく変わっており、
更に映画化が進んでいるという。
コメントを頂いた中原みすずファンさんの情報を元にいろいろと調べると、
なるほど改訂する理由があったようだ。
それにしても、あまりにもオリジナルの原作とはかけ離れている。
だいたい「初恋」というタイトルが凄い。
主人公の女子高生の恋…が視点ということのようだ。
確かに僕もこの本を読んだとき、
そのストーリーの柱である三億円事件よりも二人の恋物語のほうが印象に残った。
しかし「初恋」は無いだろうと思う。この小説のイメージからは遠い言葉だと思うのだが…。
ただ、「褐色のブルース」だろうが「初恋」だろうが内容には変わりは無いので、
この小説が多くの人に読まれたことは良かったと思う。
加筆と修正の内容を読み比べて細かく調べるつもりは無いが、
実際の読後感は多少違うものであった。
章立てからしてまったく異なっている。
オリジナルは全部で十章だが、改訂版は十五章である。
実際にどのくらいの加筆があったのかはわからないが、個人的には長くなったという印象だ。
オリジナルにあった60年代の新宿の香りは、
気のせいかもしれないが、かなり薄れてしまったように思う。
それは少し残念であった。
音楽でいうリミックスであるが、理由があるにせよ、小説のこういったことは興味深い。
他にも似たようなケースがあるのだろうか?

ブログに書いたときも既に読んでからかなり時間が経っていたのだが、
好きな本だったので記事にしておきたかったのだ。
「初恋」というタイトルに改題され、そして著者名もまったく変わっており、
更に映画化が進んでいるという。
コメントを頂いた中原みすずファンさんの情報を元にいろいろと調べると、
なるほど改訂する理由があったようだ。
それにしても、あまりにもオリジナルの原作とはかけ離れている。
だいたい「初恋」というタイトルが凄い。
主人公の女子高生の恋…が視点ということのようだ。
確かに僕もこの本を読んだとき、
そのストーリーの柱である三億円事件よりも二人の恋物語のほうが印象に残った。
しかし「初恋」は無いだろうと思う。この小説のイメージからは遠い言葉だと思うのだが…。
ただ、「褐色のブルース」だろうが「初恋」だろうが内容には変わりは無いので、
この小説が多くの人に読まれたことは良かったと思う。
加筆と修正の内容を読み比べて細かく調べるつもりは無いが、
実際の読後感は多少違うものであった。
章立てからしてまったく異なっている。
オリジナルは全部で十章だが、改訂版は十五章である。
実際にどのくらいの加筆があったのかはわからないが、個人的には長くなったという印象だ。
オリジナルにあった60年代の新宿の香りは、
気のせいかもしれないが、かなり薄れてしまったように思う。
それは少し残念であった。
音楽でいうリミックスであるが、理由があるにせよ、小説のこういったことは興味深い。
他にも似たようなケースがあるのだろうか?
Y.HAGA
いつもメインBlogの方の音楽の記事を読ませていただいております。「初恋」は今年の夏にCSで放映された映画を観て非常に衝撃を受けました。
既にBlueさんは一年前に読まれていたんですね。トラバがうまくいかなかったので、こちらにコメントさせていただきます。
「初恋」からは、CHABOの歌の原風景に共通する60年代新宿の風景を強烈に感じますね。僕、まだ衝撃がおさまってないんですよ…。中原みすずさんっていったい今何処で何をしてるんでしょうねえ…。
既にBlueさんは一年前に読まれていたんですね。トラバがうまくいかなかったので、こちらにコメントさせていただきます。
「初恋」からは、CHABOの歌の原風景に共通する60年代新宿の風景を強烈に感じますね。僕、まだ衝撃がおさまってないんですよ…。中原みすずさんっていったい今何処で何をしてるんでしょうねえ…。
Blue
Y.HAGAさん
コメントありがとうございます。
この小説、私は3~4年くらい前に「褐色のブルース」を読んでいたのですが、その本についてのブログ記事にコメントをもらって初めて知りました。
それで興味を持って「初恋」を読んだのです。
ただ、両方読んだのですが、最初の「褐色のブルース」のほうが60年代の新宿の香りが強いような印象が残ったままかな。どちらが良いというのではありませんけれど。だいいち、こっちの本は入手困難でしょうし。
映画はいつか観てみたいですね。
>いつもメインBlogの方の音楽の記事を読ませていただいております
いやいや、ありがとうございます。私こそ、HAGAさんのブログには良くお邪魔(だけですが)させて頂いていますよ。
コメントありがとうございます。
この小説、私は3~4年くらい前に「褐色のブルース」を読んでいたのですが、その本についてのブログ記事にコメントをもらって初めて知りました。
それで興味を持って「初恋」を読んだのです。
ただ、両方読んだのですが、最初の「褐色のブルース」のほうが60年代の新宿の香りが強いような印象が残ったままかな。どちらが良いというのではありませんけれど。だいいち、こっちの本は入手困難でしょうし。
映画はいつか観てみたいですね。
>いつもメインBlogの方の音楽の記事を読ませていただいております
いやいや、ありがとうございます。私こそ、HAGAさんのブログには良くお邪魔(だけですが)させて頂いていますよ。
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初恋中原 みすず リトルモア 2002-02私は「三億円事件」の実行犯だと思う。―秘密の扉がいま静かに開かれる。えーと、作者が中原みすずさんで、この本の中の「私」も中原みすずさんですけど、これ、フィクションですよね?(本気で混乱しているわたくし)。表紙がステキだ
+ ChiekoaLibrary + 2006/08/14 Mon 15:21
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