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【スポーツ】村田諒太が“引退”示唆2012年8月27日 紙面から
ロンドン五輪ボクシングミドル級金メダリストの村田諒太(26)=東洋大職=が26日、和歌山県立体育館で行われた国体近畿ブロック大会に京都府代表として出場。試合後「年内は休む。ボクシングはこれで一区切り」と長期休養することを明かした。発言の内容的には引退宣言だった。今後はプロには行かず、将来的な指導者を目指し、海外留学を希望している。五輪の決勝戦で履いたリングシューズをなくしたといい、この日はランニングシューズで登場。観衆700人が見つめる中、2回56秒、3度のダウンを奪いRSC(レフェリー・ストップ・コンテスト)勝ちした。 金メダリストの凱旋(がいせん)試合から一転、これが引退試合になりそうだ。試合後、村田は今後についてキッパリ言い放った。 「続ける続けないにしても年内は休む。ボクシングはこれで一区切り。基本的に、続けようと思わない。一回やめている人間なのでやめたら火がつくかもしれないけど」 「引退」という2文字を使わずに、事実上の引退宣言をした。それは北京五輪代表を逃して一度はリングを去り、復帰した前例があるからだ。 「はっきりすれば、スポーツ紙は『村田引退』と書けるけど、今は言えないところが申し訳ない。現役を続けるより、新しいことにチャレンジしたい気持ちが強い」 村田が言う「新しいこと」とは指導者を目指しての海外留学だ。金メダル獲得後、海外への強い気持ちが芽生えてきた。 「僕自身、(海外留学に)興味がある。ボクシング界はスポーツ科学を取り入れていない。(今後)スポーツ科学と英語は必要。スポーツ科学となれば、米国かなと思う。東洋大職員としての責任もあるので、それは職場と話し合ってから」 関係者によると、日本オリンピック委員会(JOC)のスポーツ指導者海外研修員としての留学を希望しているという。アマチュアボクシング連盟の山根明会長は「JOCの派遣もあるし、連盟として100%、200%バックアップする」と全面支援を約束。前日にホテルで会談したことを明かし、「48年ぶりの金メダリストらしい指導者になってほしい。英語力も必要だし、人間力を磨いてほしい」とエールを送った。 プロからの誘いもあり、進路について悩んできた。ロンドンでの金メダル獲得から2週間。初志貫徹で指導者という道へ、元気に進むことになりそうだ。 (森合正範) PR情報
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